今回から、「会社はどうなれば、倒産するのか」を、複数回に分けて「当たり前」のことを書いていこうと思う。
では、早速、質問です。
「会社はどうなると、倒産しますか?」
あ、ちなみに「倒産」とは正しい?言葉ではありません。
俗称みたいなもんです。正確には「破産」といいいます。
「売上がなくなったら」 ブー
「赤字になったら」 ブー
「銀行からお金を借りられなくなったら」 ブー
上記の答えは、間違ってはいませんが、決定打とは言えません。
答えは
「お金がなくなったら」 ピンポイン! 正解です。
売上が0であっても、その結果赤字であっても
更に、その赤字が何十年続いても
決算内容が悪くて、銀行融資が受けられなかったとしても
会社は倒産しません。債務超過でもです。
理由は簡単で
「イーロン マスクが、あなたの会社の社長なら、破産なんかしないから」
だって、中小企業の赤字の額程度や、もしかしたら大企業の赤字だって
彼なら、ポケットから、すぐに補填できるだけの現金出せますよね。
彼が特別なのではなく、多くの中小企業だって、社長さんが個人のお金をつぎ込んで
赤字を補填したり、運転資金を補充したりしているのが現実ですよね。
しかし、補填するお金が底をついたら、おしまいとなります。
つまり会社は「現金」が無くならない限り、基本的に倒産(破産)しません。
だからこそ、「現金の動き」や「増減」を常にチェックしておくことは
経営者として当たり前のことなのです。
「そんなの、当たり前じゃい!」 声が聞こえてきます。
では、お聞きします。2日前の現金残高、おいくらでしたか?
もっと、大切なことお聞きします。「1週間後の、残高は、どれくらいになりますか? 3か月後は?」
「売上順調~ 6か月後には、数百万入ってくるー」 羨ましいです。
でも、その前に
「3か月後、買掛金の支払いが数百万ある」 これが現実!
このようなお金の流れを把握していないと、会社は黒字でも「バァーーーン!」
会計事務所からの「試算表」 待っていて、すぐに出てきますか?
「経理の人に、任せている」 会社の心臓を預けている自覚ありますか?
「お金に色はない」 よく聞きます。
断言します!!! 「会社のお金には、色がついています」
というか、付けないといけません。
何色もあります。 例えば
「売上」と「入金された現金」
「自己資金」と「銀行から借りたお金」
「返済不要のお金」と「返済しなければならないお金」
「経費となるお金」と「税引き後利益から支払うお金」
全て、性質の違うお金です。
これを一つの財布で管理している経営を
昔から「ドンブリ経営」と言っています。
黙っていても、市場が大きくなった時代はドンブリでも、なんとかなったものです。
黙っていたら、市場が小さくなっていく現代でも「ドンブリ経営」続けることは
会社を危険な方向に導くこととなります。
では、どうやってドンブリから抜け出すか。
何より必要なことは、社長が「ドンブリから抜け出す」ことを決めることです。
私は、それを決めた結果、内部留保を「たった3年で2倍に」できました。
会計士でも税理士でも中小企業診断士でも弁護士でもありません。
「無免許ライダー」です。
増えたお金で、社員さんの給料、増やしましょうよ!
社長の夢や願望、叶えましょうよ!