2024.11.29ブログ
【図解】売上10%減で利益はどうなる?誰でもわかる利益に直結する収益構造を解説
やっと、Wordpressにログインすることができました。
助けてくれたみなさん、ありがとうございます。
しかし、相変わらず「図形」は上手く載せられません。
これまた、色々と教えていただいたのですが
私の知識では、上手くできませんでした。
なので、格好は悪いのですが図形は「写真」として
載せることとしました。
いつの日か、図形として載せれるよう頑張ってみたいと思います。
「会社の売上減が利益にどれくらい影響するのか?」
前回は計算式で解説しましたが、
今回はより直感的に理解できるよう図解で解説します。
簡単な図で、売上減少が利益に与えるインパクトを、
視覚的に捉えることができると思います。
前提となる収益構造
まずは、以下の図をご覧ください。
前回の記事と同じ会社です。
売上が1億円
変動費が3000万円
粗利が7000万円
固定費が6000万円
利益が1000万円
(見た目悪いのですが、必死さだけは伝わってください)
売上10%減の場合の利益への影響
売上が10%減少すると、利益はどうなるのでしょうか?
セミナーなどで「利益を倍にするには、売上はいくら必要ですか?」
とお聞きします。
普通に「売上も2倍必要」と言う答えが返ってきます。
となると、「売上10%減は、利益も10%減」となるでしょうか?
答えは
売上10%減により、利益は70%減の300万円に減少しました。
収益構造により、各社、違いはありますが
売上減少の影響が、利益に大きく響いていることがわかります。
売上10%増の場合の利益への影響
では、売上が10%増加した場合はどうなるでしょうか?
もう、「利益も10%増」と思っている方はいませんよね。
答えは
売上10%増により、利益は70%増の1700万円に増加しました。
なんと、利益は、1.7倍です!
売上増加は、利益を大きく伸ばすことがわかります。
収益構造を理解して利益の出し方を見極める
これらの図からわかるように、売上は利益に大きく影響します。
そして、自社の収益構造を理解することが、利益を最大化する鍵となります。
また、事業計画や販売計画を立てる際に、
「対前10%up」や「ライバル社に負けるな!」というような
「根拠のない計画」を避けることができるようになります。
正直、社員さんは社長の気合の入った
「対前10%up」や「ライバル社に負けるな!」を聞いても
私の経験上、残念ながら「またかよ・・・」程度しか捉えていません。
ちきんと立てた目標数字の根拠を示し、そのうえで
目標達成時には「ボーナス」などの見返りがあることを示せれば
当然ですが、頑張りようも変わると思いませんか?
また、売上を上げるだけではなく「経費を見直す」でも
当然、利益は増えます。
しかし、ここに関してもよく聞こえるのが
「経費削減だ」という社長の声
社長は一体、どの経費を下げろ、もしくは下げると
言っているのでしょうか?
上記の図でも、わかるように経費には2種類
- 変動費(売上原価):売上高に応じて変動する費用
- 固定費(一般管理費):売上高に関わらず一定額発生する費用
どちらの費用を削減すべきかは、会社の状況によって異なります。
例えば、変動費率が高い場合は、
原材料の見直しや製造工程の効率化など、
売上原価を下げる施策が有効です。
一方、固定費率が高い場合は、
家賃交渉や広告費の見直しなどの施策が効果的です。
重要なのは、自社の収益構造を把握し、適切な対策を講じることです。
当たり前ですが、人件費は一番最後です。
人(人件費)や物(設備投資)を削減するのは
確かに効果が高いのですが、同時に「将来の成長の芽」を
摘むことにもなり、もろ刃の剣と言えます。
次回は「値上げ」について解説
今回は、図解で売上と利益の関係性を解説しました。
次回は、原材料費や人件費の高騰が続く中での「値上げ」について解説します。
「値上げはしたいけど、顧客離れが怖い・・・」
わかります。十分、わかります。
「厳しい現実」と「悩みを解決するヒント」をお届けします。
また「見た目は悪いが中身は充実」の内容です。
「いや~、ブログ再開できて、よかったよかった」
(目の前のケーキに夢中なだけなんですが)
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