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2026.01.23ブログ

指導的立場の人間に必要な声かけ「失敗しても大丈夫」 ――背中から支える「お守り」の言葉

 

忙しい方へ:1分で読めるAI要約

  • 結論:心が折れそうな人を支える言葉は、前へ引っ張る言葉ではなく「倒れても大丈夫」というセーフティネットの言葉です。
  • 効く一言:「大丈夫。何かあったら私が助けに行く(最後は私が責任を取る)」
  • 理由:この言葉は①全肯定の土台②孤独を消す連帯感③失敗する権利(挑戦の許可)を同時に渡しています
  • ビジネス応用:期待や結果を押し付ける前に「一緒に背負う」を添えると、相手は恐怖から解放され、力を発揮します

前回の振り返り:アクセルの言葉

前回は、相手の心にワクワクする未来を描き、

一歩前へ踏み出させる「アクセル」のような言葉を扱いました。

しかし人生には、ワクワクする余裕など微塵もなく、

恐怖や絶望に飲み込まれそうな瞬間があります。

足がすくみ、心臓の鼓動が耳元で鳴り響くような、孤独な戦いの場。

そんな時に必要なのは、アクセルではなく

「倒れても大丈夫」というセーフティネットな言葉です。


結論:セーフティネットな言葉は「失敗しても価値は変わらない」を伝える

人が本当に苦しいとき、力を出せない理由は「能力」ではなく、

恐怖(失敗・孤独・否定)に飲み込まれてしまうからです。

この恐怖をほどく言葉が、セーフティネットの言葉。

「大丈夫」「もしもの時は私が受け止める」という、お守りのような一言です。


Q1:どん底で足がすくむとき、人はどんな言葉で前を向けるのか?

答えを、記憶に残る実話から


事例:2014年ソチ五輪、浅田真央選手を救った一言

2014年ソチオリンピック
金メダルの期待を背負った浅田真央選手を襲ったのは、
ショートプログラム16位という衝撃の結果でした。

努力家の彼女にとって、練習のすべてが否定されたかのような夜。
翌日のフリーを前に、リンクサイドに立つ背中は、
見えない重圧で震えていたはずです。

その時、佐藤信夫コーチがかけた言葉は、
「日本中が応援している」でも「練習を信じろ」でもありませんでした

「大丈夫。何かあったら先生が助けに行くから」

一見、スポーツの指導者らしからぬ言葉です。
演技中にコーチがリンクへ入ることもルール上できません。

それでも、この一言が極限状態の心を救い、
伝説の演技へつながる「魔法の言葉」になりました。


Q2:なぜ「助けに行く」が伝説の演技を引き出したのか?

結論:この言葉は、心の恐怖をほどく3つの働きを同時に持つからです。

①「大丈夫」という土台(全肯定)

「失敗するな」ではなく、
「失敗しても、あなたの価値は変わらない」というメッセージ

崩れかけていた心の土台が、まず修復されます。

②「孤独」を消す連帯感

リンクは、世界で自分ひとりが戦っているような場所。
そこで「先生が助けに行く」は、
最強の味方が背中に張り付くような安心感を与えます。

③「失敗する権利」の付与(挑戦の許可)

「もし転んでも受け止めてもらえる」という確信は、
守りに入らず攻めるための 「勇気の源」 になります。

結果、恐怖から解放された人は、
自分の力を「出せる状態」に戻れるのです。


Q3:ビジネスの現場では、どう言い換えればいい?

結論:期待や結果を押し付ける前に「最後は一緒に背負う」を添えること

私たちは苦しんでいる部下や仲間を励ます時、
つい「前を向かせる言葉」ばかり探してしまいます。

でも本当に折れそうな時に必要なのは、前へ引っ張る力ではなく、
「倒れても大丈夫だよ」という保証なのかもしれません。

例えば、大事なプレゼンや新規プロジェクトで、こんな声をかけていないでしょうか。

  • 「期待しているよ」
  • 「失敗するなよ」

この言葉は、相手の重荷を増やしてしまうことがあります。

佐藤コーチの視点を借りるなら、こう言い換えます。

「大事な場面だね。でも大丈夫。思い切りやっておいで。
何かあったら、最後は私が責任を取るから」

結果を求めることをやめる必要はありません
「最後は一緒に背負う」という覚悟を添えるだけで、
相手は恐怖から解放され、目の前の仕事に100%集中できるようになります。


今日から使える:セーフティネット言葉テンプレ

迷ったら、この“型”を使ってください。

① 背中に「味方」を貼る型

  • 「大丈夫。私がついてる」
  • 「一人で背負わなくていいよ」

② 責任を「引き受ける」型

  • 「何かあったら最後は私が責任を取る」
  • 「最終的には一緒に受け止めよう」

③ 失敗の許可を出す型

  • 「失敗しても大丈夫。そこから立て直せる」
  • 「完璧じゃなくていい。挑戦していい」

④ 集中へ戻す型

  • 「結果は私がとる。今は目の前の一つに集中しよう」
  • 「大丈夫。やることだけやろう」

よくある質問(FAQ)

Q:責任を肩代わりすると、部下が無責任になりませんか?

A: 逆です。リーダーの覚悟を感じた相手は「この人の期待に応えたい」という強い当事者意識(エンゲージメント)を持ちます。

安心感があるからこそ、自律型人間として自走し始めるのです。

Q:自分の背中を支えるセルフペップトークはありますか?

A: 経営者自身も孤独です。自分に「今日までやってきたことは嘘をつかない」

「大丈夫 大丈夫 私ならできる」と声をかけてあげてください。

Q:財務的にこの「支える言葉」にはどんなメリットがありますか?

A: 心理的安全性は、離職率の低下と生産性の向上に直結します。

恐怖や結果のみで支配する組織より、安心で支える組織の方が、長期的な人的資本の利回りが高くなることは、多くの成功企業が証明しています。

Q:そんなに守ったら、甘やかしになりませんか?

A:甘やかしではありません。挑戦できる土台を作るということです。
恐怖で固まった状態では成果は出ません。「安心」があるから攻められます。

Q:責任を取るって言うのが怖いです

A:「私が全部やる」ではなく、「最終的には一緒に受け止める」でも十分です。
責任の「共有」が、相手の恐怖をほどきます。

Q:部下がミスしそうなときも使えますか?

A:使えます。むしろ効果的です。
「失敗するな」より「起きたら一緒に立て直す」の方が、冷静さを保てます。


まとめ:あなたが届ける「お守り」の言葉

言葉がけ(ペップトーク)には、アクセルの言葉もあれば、
今回のように後ろからそっと支える「お守り」の言葉もあります。

  • 「行け!」の前に「大丈夫」で土台を整える
  • 「結果を出せ」の前に「何かあったら一緒に受け止める」と伝える

この順番を意識するだけで、相手の力はもっと自然に、もっと強く溢れ出します。

あなたの周りに、今、震える背中で戦っている人はいませんか?
その人へ、こんな一言を贈ってみてください。

「大丈夫。私がついている。思い切りやっておいで」

その一言が、誰かにとっての
「絶望を覚悟に変える、魔法の一句」になるはずです。

 

 

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