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2026.01.20ブログ

箱根駅伝・原監督に学ぶ~「頑張って」より効く応援言葉の正体~

 

忙しい方へ:1分で読めるAI要約

  • 結論:人を動かす言葉とは、相手の頭の中にワクワクする未来の映像を映し出す言葉です。
  • 注意点:「頑張って」は時に、相手へ行動の押し付け(Doの強制)になり、負担になることがあります。
  • 共通点:一流のリーダーの言葉は、短くて、すぐ絵が浮かぶ、前向きな言葉を使います。
  • 実例:箱根駅伝・原監督「ここから楽しめ、笑顔だぞ」「お前、ヒーローになってくよ」

結論:人を動かすのは「命令」ではなく「未来の映像」

人が一歩踏み出す瞬間には、必ず何かの「動機付け」があります。

それは「こうなりたい」という能動的な願いだけでなく、

「助けたい」「助けなければ」という倫理観のようなものも含まれます。

そして、もう一つ大事なのが

誰かの言葉がきっかけになって、人は動くということ。

では、その一歩を生む言葉とは何か。

ここではそれを 「応援言葉」 と呼びます。


Q1:なぜ「頑張って」が重荷になることがあるの?

結論:「頑張って」は、相手に「今の苦しい行動(Do)」を上乗せする形になりやすいからです。

もちろん「頑張って」で力が出る人もいます。だから「絶対言っちゃダメ」ではありません。

ただ、すでに限界まで努力している人に対しては、

「頑張る」という行動をさらに強要されたように感じ、

意識が「今の辛さ」に固定されてしまうことがあります。

  • NG寄りの応援(恐れの映像)

「ここで頑張らないでどうする!今までの努力が無駄になるぞ」

  • 理想の応援(未来の映像)

相手の心に「素敵な景色」を映し出す言葉


Q2:「頑張って」の代わりに、どんな言葉がいいの?

結論:相手の頭に「明るい未来の絵」が浮かぶ言葉です。

ここで、箱根駅伝の青山学院・原監督の言葉が参考になります。

例1:ラストスパートの選手へ

「ここから楽しめ 笑顔だぞ!」

この言葉が効く理由は、主に3つです

  1. 「笑顔」という単語で余計な力みを外す
  2. 前向きな言葉で、脳内イメージをポジティブに切り替える
  3. 苦しい局面を「勝負どころ」に置き換え、「やれる感覚」を起こす

例2:タスキを受けた選手へ

「おまえ、ヒーローになってくよ ヒーローに」

この言葉が効く理由は2つ

  1. 「なっていくよ」で、未来を先取りさせる
  2. 「できる」ではなく「ヒーロー」という役割(Be)を渡している

 

そして、ここが一番大切です。どちらにも共通しているのは

短い言葉で、すぐ頭に絵が浮かぶ、わかりやすい言葉


Q3:同じ「頑張りどころ」でも、なぜ結果に差が出るの?

結論から言うと、言葉が呼び起こす「映像」が違うからです。

  • 原監督の言葉:未来の映像(楽しい・笑顔・ヒーロー)

  「おまえ、ヒーローになってくよ ヒーローに」

  • 叱咤の言葉:恐れの映像(無駄・後悔・責め)

  「ここで頑張らないでどうする!今までの努力が無駄になるぞ」

人は、恐れでも動けます。
でも「本来の力を解放する」場面では、恐れは力み・萎縮につながりやすい。
結果として、いつもの力が出せなくなることがあるのです。


実体験:言葉が「先に結果」を見せてくれる瞬間

私がサッカー現役時代、フリーキックの場面がありました
直接狙うか、仲間に預けるか悩む距離

私はベンチを見て、コーチとアイコンタクト
コーチは静かにうなずき、顔を「ゴール」へ向けました

私はこう受け取りました。

「狙え、お前なら決められる」

不思議と、その瞬間に「すでに決めた気分」になっていました。
スポーツをやっている方なら、似た経験があるはずです。
「打てそう」「決まるな」という、あの感覚

そして結果は   「ゴール」
頭の中で「先に見えた通り」の結果が、現実になったのです。


まとめ:人を動かすのは「ワクワクする未来の映像」

結局のところ、人を動かすのは命令ではなく、
その人の頭の中に浮かぶ ワクワクする未来の映像です。

  • 「頑張れ」だと、今の苦しさに意識が向くことがある
  • 「ヒーローになれるぞ」だと、ゴールを切る自分が浮かぶ

誰かの背中を押したいとき、必要なのは追い込む言葉ではなく、
相手の心に 「素敵な景色」 を映し出す言葉。


 

よくある質問(FAQ)

Q:結局「頑張って」は言わない方がいい?

A:禁止ではありません。相手が負担に感じないならOKです。
ただ、苦しい人には「頑張って(Do)」よりも、その先の姿(Be)が浮かぶ言葉の方が効きやすいです。

Q:応援言葉は長い方が気持ちが伝わる?

A:むしろ逆です。短いほど頭に入り、絵が浮かびます。

Q:心に「絵」を浮かばせるのが苦手です。どうすれば?

A:まずは「絵になる言葉」をストックしてください。
例:ヒーロー/笑顔/景色/主役/ゴールテープ/優勝/拍手
名詞が変わるだけで、言葉の力は一気に上がります。

Q:財務改善の現場でもこの「応援言葉」は使える?

A:もちろんです。数字を「義務」で語るのではなく、
「完済して家族旅行に行く姿」「社員が誇らしげに働く姿」など、
「叶えたい未来の映像」を言葉で共有すると、踏ん張る力が増します。


まとめ あなたなら、どんな「絵」をプレゼントしますか?

あなたの大切な人が、今いちばん苦しいところにいるのなら
あなたなら、どんな「絵」が浮かぶ言葉をプレゼントしますか?

「頑張って」の代わりに、相手が思わずニヤリとしてしまう。
そんな 応援言葉 を、一緒に探してみませんか。

次回は「背中から支える言葉」をお伝えしますね。

 


  • 執筆者:佐藤保険事務所 代表(日本唯一のペップトーカー財務コンサルタント)
  • 資格:日本キャッシュフローコーチ協会認定 キャッシュフローコーチ
  • 日本ペップトーク普及協会 認定講師/問活(質問力)実践

 専門領域:資金繰り・財務改善/組織コミュニケーション/チームビルディング/言葉の選び方/

  • 更新日:2026年1月20日

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