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【決算書が劇的に変わる!】中小企業経営者必見!「生きた数字」で黒字経営へ!
2024.11.15
「決算書を読み解いても、イマイチ経営に活かせていない…」
と感じている中小企業経営者の方へ。
本記事では、決算書の数字を「生きた数字」に変える方法を、
具体的な事例を交えながら分かりやすく解説します。
この記事を読めば、決算書がただの数字の羅列ではなく、
経営判断する上での強力なツールへと変わります。
中小企業の7割が利益率5%以下!?
その原因は「数字の捉え方」にあり!
中小企業庁の調査によると、
なんと中小企業の約7割が
経常利益率5%以下という現実をご存知でしょうか?
これは、多くの経営者が
「決算書の数字=過去の結果」として捉え、
「これからどうすればいいのか」を
導き出すツールとして活用しきれていないことが
原因の一つと言えるでしょう。
「決算書なんだから、過去であることは当たり前だろう」
そう考えるのは、無理もありません。
しかし、決算書には会社の現状や課題が詰まっており、
上手に使うことで未来を変えるためのヒントが得られます。
極々簡単に書きましたので、
必ず理解していただけると思います。
「いくら先生に習っても」「しょせん、わからん」と
思っていた経営者の方々、
今までの先入観を捨てて、読み進めて下さい。
売上10%減で利益は〇割減!?
損益計算書で利益構造を可視化
例えば、売上高1億円、変動費30%、固定費6000万円
の会社を例に考えてみましょう。
もし、売上が10%減少すると、利益はどう変化するでしょうか?
ラーメン屋さん(飲食業)を思い浮かべて下さい。
なお、固定費や変動費って何?という方
前記事にもどって復習してください。
【売上高1億円の時】
売上 1億円
変動費 30%で3000万円 (原価率)
給与総額 4500万
家賃 500万
その他固定費 1000万
(青字は固定費)
1億-変動費(3000万)-固定費(6000万)
=利益(経常利益) 1000万円(経常利益率10%)
この会社が、売上10%落としてしまいました
売上 9000万円
変動費 30%で2700万円 (原価率)
給与総額 4500万
家賃 500万
その他固定費 1000万
(青字は固定費)
1億-変動費(2700万)-固定費(6000万)
=利益(経常利益) 300万円(経常利益率3.3%)
なんと! 金額にして「700万円」
率で考えると「7%ダウン」
金額で考えると「7割ダウン」
売上が1割ダウンするだけで
利益は7割ダウンするのです。
多くの方が勘違いしているのがここです!
売上が1割下がったら、利益も1割下がるのではないのです!
難しい理屈なんてどうでもいいわけで
いかに「固定費」が思いのかがわかると思います。
売上10%増で利益は〇割増!?
今度は、売上を10%増してみましょう!
売上 1.1億円
変動費 30%で3300万円 (原価率)
給与総額 4500万
家賃 500万
その他固定費 1000万
(青字は固定費)
1億-変動費(3300万)-固定費(6000万)
=利益(経常利益) 1700万円(経常利益率15.4%)
なんと! 金額にして「700万円」
率で考えると「1割5分アップ」
額で考えると「7割アップ」ですよ!
売上が1割アップするだけで
利益は7割アップするのです。
「生きた数字」で黒字経営を実現!
このように、決算書の数字は「過去の結果」
として捉えるのではなく、
「未来を変えるための武器」として活用することが重要です。
残念ながら、決算書のP/L(損益計算書)をいくら眺めても
こんなこと、気づきません。
しかし、決算書の数字を組み替えてあげると
とたんに、「数字に命」が吹き込まれるのです!
「利益を〇〇円にしたい」という目標値から、
そのために必要な「粗利」や「売上」も
逆算していけば簡単に出せます。
これが、「管理会計」と言われる会計手法です。
このように管理会計は経営判断する上で
必要不可欠な数字を
「誰でも、簡単に、加速度的なスピードで」
示してくれます。活用法は、
まだまだたくさんあります。
決算書の数字を「固定費」と「変動費」
にわけるだけです。
いえ、固定費をこれと決めてしまえば
残った費用を変動費とするだけです。
分けた途端に、味気のない決算書の数字が
「生きた数字」に変身するのです。
この程度のことですから
「時間がない」「聞いてもわからない」「所詮無駄」
全ての言い訳は通用しません。
利益、1.7倍ですよ、1.7倍
こんなに増えたら「どうやって、売上10%あげようかな」と
考えるのも楽しくなりませんか?
今回は、決算書の数字を「生きた数字」
に変えた途端に起きる変化を解説しました。
ぜひ、本記事を参考に、決算書を組み替えて、
御社の黒字経営、利益倍増計画を実現してください!
さて次回は、今回の文章を図形を用いて解説します。
困りました・・・
Wordpressにエクセルを張り付けることができません。
一旦、パワポに張り付ける方法も、上手くいきません。
どなたか、簡単に張り付ける方法知っていたら教えて下さい
ここまでいけば、「数字がよくわからん」という方も
いなくなるはずです。
一緒に、黒字化して、キャッシュリッチな企業になりましょう!
※ 当社では、管理会計を用いた経営指南や決算書分析
経営戦略立案のサポートも行っております。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先
こんな私でも、たまには「キリッ」とするんです
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気づかぬ財務悪化のリスクに備える!在庫管理の重要性
2024.10.02
資金繰りの悪化の予兆を見逃さないために大切なことの1つに、「在庫管理」があります。
以下では、在庫増加が引き起こすリスクと、決算書の落とし穴について説明します。
1. 在庫増加のリスク
販売不振による影響
販売が計画通りに進まないと、在庫が積み上がります。これが続くと、デッドストックが増え、いずれ廃棄や値下げが必要になり、損失を生みます。
デッドストックのコスト
売れ残った商品はただの在庫ではありません。管理費や保管スペースのコストがかさみ、結果的に利益を圧迫する要因になります。
資金繰りの悪化
在庫を増やすことで、仕入れ代金の支払いが先行し、現金が減少します。
特に「支払いが先、回収が後」という一般的な商流の中で、現金が気づかぬうちに減っていきます。
2. 在庫管理とキャッシュフローの重要性
運転資金はビジネスの生命線の1つです。
商品が売れなければ、現金が在庫に変わるだけで、資金繰りがどんどん悪化します。
そのため、在庫管理を怠らず、現金と在庫の増減を定期的に確認することが重要です。
3. 決算書だけでは見えないリスク
損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)は経営状態を表す重要な資料ですが、これだけでは全てのリスクを把握できません。
特に在庫や資金の流れを細かく見ていないと、足元に迫る危機に気づけないことがあります。
なぜか。決算書などの財務諸表の「勘定科目」の並び方が、そうさせるのです。
P/L(損益計算書)の一番上(トップライン)は「売上高」
そこから、仕入れ値や様々な経費が引かれていくかのように書かれています。
勘のいい方なら、もうお気づきですよね。トップラインの時点で、実際の商売とはかけ離れているわけです。
「代金回収が先」「支払いが後」と書いてあるわけです。
B/S(貸借対照表)でいうと、今度は左側の一番下「資産の合計額」
現金が在庫に化けただけですから、科目が現金と商品だけなら、合計額は変わりません。
もちろん、現金と商品在庫の数字を見れば、増減はわかりますが、
「対前年」や「対前月」という見比べ方をしていなければ気づきません。
どうでしょうか。P/LとB/Sだけ見ていると、一見順調に見えても、足元には危険が忍び寄ってる。
「全てのお客様の注文に対応したい」「チャンスを逸したくない」
気持ちは、十分わかります。
ですが、適切な在庫数の管理と商品ラインナップの見直しは常に必要となります。
「在庫」は「財庫」 お金が形を変えただけです。
「在庫」は「罪庫」 これくらいならいいだろうが、後々大変なことになりかねません。
いかがでしたか?
在庫管理の大切さと決算書(財務諸表)を鵜呑みにすることの危うさにお気づきいただけたでしょうか。
現場の状況や資金の動きを把握することは、健全な経営の鍵です。
「現場に任せている」「経理に任せている」「税理士の先生に任せている」
現場も経理の人も、ましてや、税理士の先生も、あなたの会社を管理してくれません。
当然ですが、責任もとってくれません。
社員さんや税理士さんの出してくれた数字の意味を「理解」し「活用する」ことは
経営者にしかできない仕事です。
経営者って、大変なお仕事なんですね(時期ズレですが)
2024.11.15
「決算書を読み解いても、イマイチ経営に活かせていない…」
と感じている中小企業経営者の方へ。
本記事では、決算書の数字を「生きた数字」に変える方法を、
具体的な事例を交えながら分かりやすく解説します。
この記事を読めば、決算書がただの数字の羅列ではなく、
経営判断する上での強力なツールへと変わります。
中小企業の7割が利益率5%以下!?
その原因は「数字の捉え方」にあり!
中小企業庁の調査によると、
なんと中小企業の約7割が
経常利益率5%以下という現実をご存知でしょうか?
これは、多くの経営者が
「決算書の数字=過去の結果」として捉え、
「これからどうすればいいのか」を
導き出すツールとして活用しきれていないことが
原因の一つと言えるでしょう。
「決算書なんだから、過去であることは当たり前だろう」
そう考えるのは、無理もありません。
しかし、決算書には会社の現状や課題が詰まっており、
上手に使うことで未来を変えるためのヒントが得られます。
極々簡単に書きましたので、
必ず理解していただけると思います。
「いくら先生に習っても」「しょせん、わからん」と
思っていた経営者の方々、
今までの先入観を捨てて、読み進めて下さい。
売上10%減で利益は〇割減!?
損益計算書で利益構造を可視化
例えば、売上高1億円、変動費30%、固定費6000万円
の会社を例に考えてみましょう。
もし、売上が10%減少すると、利益はどう変化するでしょうか?
ラーメン屋さん(飲食業)を思い浮かべて下さい。
なお、固定費や変動費って何?という方
前記事にもどって復習してください。
【売上高1億円の時】
売上 1億円
変動費 30%で3000万円 (原価率)
給与総額 4500万
家賃 500万
その他固定費 1000万
(青字は固定費)
1億-変動費(3000万)-固定費(6000万)
=利益(経常利益) 1000万円(経常利益率10%)
この会社が、売上10%落としてしまいました
売上 9000万円
変動費 30%で2700万円 (原価率)
給与総額 4500万
家賃 500万
その他固定費 1000万
(青字は固定費)
1億-変動費(2700万)-固定費(6000万)
=利益(経常利益) 300万円(経常利益率3.3%)
なんと! 金額にして「700万円」
率で考えると「7%ダウン」
金額で考えると「7割ダウン」
売上が1割ダウンするだけで
利益は7割ダウンするのです。
多くの方が勘違いしているのがここです!
売上が1割下がったら、利益も1割下がるのではないのです!
難しい理屈なんてどうでもいいわけで
いかに「固定費」が思いのかがわかると思います。
売上10%増で利益は〇割増!?
今度は、売上を10%増してみましょう!
売上 1.1億円
変動費 30%で3300万円 (原価率)
給与総額 4500万
家賃 500万
その他固定費 1000万
(青字は固定費)
1億-変動費(3300万)-固定費(6000万)
=利益(経常利益) 1700万円(経常利益率15.4%)
なんと! 金額にして「700万円」
率で考えると「1割5分アップ」
額で考えると「7割アップ」ですよ!
売上が1割アップするだけで
利益は7割アップするのです。
「生きた数字」で黒字経営を実現!
このように、決算書の数字は「過去の結果」
として捉えるのではなく、
「未来を変えるための武器」として活用することが重要です。
残念ながら、決算書のP/L(損益計算書)をいくら眺めても
こんなこと、気づきません。
しかし、決算書の数字を組み替えてあげると
とたんに、「数字に命」が吹き込まれるのです!
「利益を〇〇円にしたい」という目標値から、
そのために必要な「粗利」や「売上」も
逆算していけば簡単に出せます。
これが、「管理会計」と言われる会計手法です。
このように管理会計は経営判断する上で
必要不可欠な数字を
「誰でも、簡単に、加速度的なスピードで」
示してくれます。活用法は、
まだまだたくさんあります。
決算書の数字を「固定費」と「変動費」
にわけるだけです。
いえ、固定費をこれと決めてしまえば
残った費用を変動費とするだけです。
分けた途端に、味気のない決算書の数字が
「生きた数字」に変身するのです。
この程度のことですから
「時間がない」「聞いてもわからない」「所詮無駄」
全ての言い訳は通用しません。
利益、1.7倍ですよ、1.7倍
こんなに増えたら「どうやって、売上10%あげようかな」と
考えるのも楽しくなりませんか?
今回は、決算書の数字を「生きた数字」
に変えた途端に起きる変化を解説しました。
ぜひ、本記事を参考に、決算書を組み替えて、
御社の黒字経営、利益倍増計画を実現してください!
さて次回は、今回の文章を図形を用いて解説します。
困りました・・・
Wordpressにエクセルを張り付けることができません。
一旦、パワポに張り付ける方法も、上手くいきません。
どなたか、簡単に張り付ける方法知っていたら教えて下さい
ここまでいけば、「数字がよくわからん」という方も
いなくなるはずです。
一緒に、黒字化して、キャッシュリッチな企業になりましょう!
※ 当社では、管理会計を用いた経営指南や決算書分析
経営戦略立案のサポートも行っております。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先
こんな私でも、たまには「キリッ」とするんです
2024.10.02
資金繰りの悪化の予兆を見逃さないために大切なことの1つに、「在庫管理」があります。
以下では、在庫増加が引き起こすリスクと、決算書の落とし穴について説明します。
1. 在庫増加のリスク
販売不振による影響
販売が計画通りに進まないと、在庫が積み上がります。これが続くと、デッドストックが増え、いずれ廃棄や値下げが必要になり、損失を生みます。
デッドストックのコスト
売れ残った商品はただの在庫ではありません。管理費や保管スペースのコストがかさみ、結果的に利益を圧迫する要因になります。
資金繰りの悪化
在庫を増やすことで、仕入れ代金の支払いが先行し、現金が減少します。
特に「支払いが先、回収が後」という一般的な商流の中で、現金が気づかぬうちに減っていきます。
2. 在庫管理とキャッシュフローの重要性
運転資金はビジネスの生命線の1つです。
商品が売れなければ、現金が在庫に変わるだけで、資金繰りがどんどん悪化します。
そのため、在庫管理を怠らず、現金と在庫の増減を定期的に確認することが重要です。
3. 決算書だけでは見えないリスク
損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)は経営状態を表す重要な資料ですが、これだけでは全てのリスクを把握できません。
特に在庫や資金の流れを細かく見ていないと、足元に迫る危機に気づけないことがあります。
なぜか。決算書などの財務諸表の「勘定科目」の並び方が、そうさせるのです。
P/L(損益計算書)の一番上(トップライン)は「売上高」
そこから、仕入れ値や様々な経費が引かれていくかのように書かれています。
勘のいい方なら、もうお気づきですよね。トップラインの時点で、実際の商売とはかけ離れているわけです。
「代金回収が先」「支払いが後」と書いてあるわけです。
B/S(貸借対照表)でいうと、今度は左側の一番下「資産の合計額」
現金が在庫に化けただけですから、科目が現金と商品だけなら、合計額は変わりません。
もちろん、現金と商品在庫の数字を見れば、増減はわかりますが、
「対前年」や「対前月」という見比べ方をしていなければ気づきません。
どうでしょうか。P/LとB/Sだけ見ていると、一見順調に見えても、足元には危険が忍び寄ってる。
「全てのお客様の注文に対応したい」「チャンスを逸したくない」
気持ちは、十分わかります。
ですが、適切な在庫数の管理と商品ラインナップの見直しは常に必要となります。
「在庫」は「財庫」 お金が形を変えただけです。
「在庫」は「罪庫」 これくらいならいいだろうが、後々大変なことになりかねません。
いかがでしたか?
在庫管理の大切さと決算書(財務諸表)を鵜呑みにすることの危うさにお気づきいただけたでしょうか。
現場の状況や資金の動きを把握することは、健全な経営の鍵です。
「現場に任せている」「経理に任せている」「税理士の先生に任せている」
現場も経理の人も、ましてや、税理士の先生も、あなたの会社を管理してくれません。
当然ですが、責任もとってくれません。
社員さんや税理士さんの出してくれた数字の意味を「理解」し「活用する」ことは
経営者にしかできない仕事です。
経営者って、大変なお仕事なんですね(時期ズレですが)