忙しい方へ:1分で読めるAI要約
【結論】経営者にとって「セルフペップトーク」は、単なるポジティブ思考ではなく、
健全な意思決定を支える「心のインフラ(経営資源)」です。
自分自身に対して「存在・行動・結果」の順で承認を行うことで、
脳を「自己否定」から「解決志向(問活)」へと切り替え、
結果としてキャッシュフローの改善をもたらします。
1. 陥りやすい「セルフ・逆三角形」の罠
責任感の強いリーダーほど、自分自身に対して「承認のピラミッド」がひっくり返った逆三角形(自分いじめ)の状態になりがちです。
結果(Having): 数字が出ている時だけ自分を許す
行動(Doing): 結果が出ないと、これまでの努力すら否定する
存在(Being): 「経営者として失格だ」と、自分の存在価値まで削る
マイストーリー:私も「自分いじめセルフトーク」に浸かっていました
かつての私も、経営が思うようにいかない時期に、成績表を見るたびに
「なんでこんなこともできないんだ」
「経営者やってる意味あんのか?」
と、自分を責める「尋問」ばかりしていました。
景色が変わりはじめたのは、ペップトークと「問活」に出会い
自分への問いかけを
「なぜダメなんだ?」から
「じゃあ、どうすれば良くなる?」へ
切り替えた瞬間でした。
2.「問活(質問力)」でセルフトークの質を変える
結論:凹んでいる時ほど「なぜ?」ではなく「これから?」で脳を動かす。
凹んでいる時、無意識に自分へこんな「尋問」をしていませんか?
×「なぜ、自分はこんなにダメなんだ?」(原因追及・自己否定)
この「なぜ?」は、過去の失敗に執着させ、脳をフリーズさせやすい。
セルフペップトークとは、この問いを 未来への質問に変換する技術です。
◎「今の状況から、何ができるだろう?」(解決志向)
◎「この経験をどう活かせば、最強の社長になれるだろう?」(成長志向)
問いが変われば、脳内に流れるセルフトークが変わり
ピラミッドの土台が修復され始めます。
3. 自分を支える「セルフ承認」の3ステップ
他人を承認するように、自分自身も「存在」から順に認め、心のピラミッドを修復しましょう。
1.【存在承認】へのセルフ承認
「結果はさておき、今日も社長としてイスに座り、会社を続けている自分はよく踏ん張っている」
と、立ち続けている事実そのものを肯定します。
2.【行動承認】へのセルフ承認
「今日、資金繰りの表を作った」「社員と向き合った」など、
結果が出る前のプロセスにある小さな「動き」を拾い上げます。
3.【結果承認】へのセルフペップ
土台を整えた上で、「この厳しい数字をどう立て直すか?ここからが腕の見せ所だ」
と、自分を鼓舞するエールを送ります。
4. 「よくある質問(FAQ)」
Q:自分に甘くなり、成長が止まりませんか?
A: 逆です。自分を追い込みすぎると、脳は防衛本能で「挑戦」を避けるようになります。
セルフペップで安心感(土台)を作ることで、より大胆なリスクテイクと建設的な改善ができるようになります。
Q:キャッシュフローコーチがなぜメンタルを重視するのですか?
A: 数字を動かすのは「人」であり、その起点は「社長の意思」だからです。
社長の心のインフラが整い、顔つきが明るくなることが、
財務改善の最大の先行指標になることを現場で何度も目撃しています。
Q:チームビルディングにセルフペップはどう繋がりますか?
A: 自分を承認できないリーダーは、他人を承認することもできません。
セルフペップができるようになると、自然と社員に対しても「存在・行動」に光を当てられるようになり、
組織全体の自走が始まります。
執筆者:佐藤保険事務所 代表(日本唯一のペップトーカー財務コンサルタント)
資格:日本キャッシュフローコーチ協会認定 キャッシュフローコーチ
日本ペップトーク普及協会 認定講師/問活(質問力)実践者
専門領域:資金繰り・財務改善/組織コミュニケーション/チームビルディング/言葉の選び方/
更新日:2026年2月2日