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「見方を変えれば未来は変わる:アドラー流思考と実践」~ペップトークと心理学が導く、新しい自分~
2025.04.15
いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にしたい」
そのために、一生懸命書き続けます。
過去の偉人の言葉のご紹介です。
本日は精神科医で心理学者の「アルフレッド・アドラー」
の言葉です。
私は最近、「ペップトーク」に強い関心があり
実際、勉強させてもらっている。
元々「聴くこと」が仕事であり
そこにフォーカスし、経営者に寄り添いながら
問題解決をし、「こうなりたい」という
経営者の夢を叶えるお手伝いをするのが仕事なのですが
ペップトークを勉強していくうちに私の中で
『「聴く」と「話す」は表裏一体の双子のようなもの』
と言う感覚が芽生えてきた。
そして、「物事の見方は、使う言葉を変えれば変えられる」
ことを教えられました。
その時ふと、本日のアドラーの言葉を思い出した。
その言葉の意味を、今一度ビジネスの現場に置き換えて考えてみました。
心理学の本を真剣に読み返すなんて
大学生の時以来でした。
「物事の見方は自分が変えたいと思えば変えられる」
アルフレッド・アドラーは、
「わたしたちは過去の経験に支配されるのではなく、
そこに与える意味によって自分を方向づけている」と説きました。
私なりの解釈では「そこに与える」の「そこ」とは
「こうありたい自分」や「目標としているもの」と捉えました。
いかに困難に見える状況であっても、
そこにポジティブな意味を見いだすことができるなら、
未来を切り拓く行動へとつなげられるということです。
この考え方は、原因よりも目的を重視する、
アドラー特有の「目的論」に基づいている。
わたしたちは自分の行動を過去のせいにするのではなく、
「これからどうありたいか」という
未来の目的によって変えていける、ということだと思う。
たとえば、ビジネスの現場でも
「このままではうまくいかない」という場面は多々ある。
しかし、「過去の失敗や環境が悪いからうまくいかない」
という“原因”に注目するのではなく、
「新たな方法を探り、チームの能力を最大限に発揮させる」
という“目的”を明確にすることで、
行動の質も、そして結果も大きく変わると思う。
アドラーはまた、勇気の大切さも強調している。
何かを変えようとするとき、
誰だって自然と不安を覚える。
しかし、その不安にとらわれずに一歩踏み出す
「勇気」を持てれば、たとえ環境に恵まれなかったとしても、
自分の意志で未来を切り開いていくことができる。
「人間のすべての悩みは対人関係の悩みだ」
とアドラーは言ったが、
それはビジネスの世界においても例外ではない。
上司や部下、取引先、顧客など、
あらゆる“人”との関係を良好に築き、
互いに成長し合うためにも、
まずは自分自身が「こうありたい」という目的を掲げ、
それに向かって勇気を持って踏み出す必要がある。
本当に自分の意志で「変わろう」と
決めることができたなら、見えてくる世界は劇的に変わる。
まずは「変わりたい」と思うこと。
そうすれば、見方が変わり、見方が変われば行動が変わる。
(「見方」とは「捉え方」と解釈した方が
わかりやすいかもしれない。)
そして、行動が変われば結果が変わる。
これは若手の経営者や次期リーダー、
新社会人が、これからビジネスの世界で成果を出し、
社会に貢献しようとするうえで、
大いに役立つ考え方だと思うし
「一歩前に踏み出そう」とする際の
勇気の源の1つになりそうな気がします。
書いてて少し恥ずかしいくらいの
論文調になってしまったので、ここまできたら
アドラーの言葉を書こうと思う。
「勇気とは、恐怖がないことではなく、
恐怖よりも重要なものがあると判断することである」
最後に、せっかく学んでいるのだから
下手くそな「ペップトーク」を。
いや、まだまだ「ペップトーク風」レベルだと思います。
今の、目の前の状況は
君の「見方」ひとつで変わるんだ。
「うまくいかない」「壁が高い」って思うのも、
「これはチャンスだ」「成長のきっかけだ」って思うのも、
どちらも正解。でも、選ぶのは君自身だ。
変えたいと思えば、見方は変えられる。
見方が変われば、行動が変わる。
そして、結果だって変えられる!
今こそ、変わる勇気を持って、一歩を踏み出そう!
「できる できる 君ならできる」
「応援するぞ!」
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若手経営者のための財務入門:視覚で理解する貸借対照表の基本とリスク判断
2025.04.11
いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にしたい」
そのために、一生懸命書き続けます。
本日は、決算書の活かし方のうち
「とても大切」でも「ほとんど見てない」
そうです!
「貸借対照表」(バランスシート) 略称 B/S
についてのお話です。
多くの経営者は、「損益計算書」(プロフィト&ロスステイトメント)
略称 P/Lは見ていると思います。
多くの会社がこれから迎えるであろう「決算」
その数か月後に「決算説明」と言う名の
税理士さんからの説明。
残念ながら、その場でも税理士さんからの説明のほとんどの時間は
P/Lの説明だと思います。
うちの会計事務所も、そうなんです。
しかし、大切なので何度でも言います。
「会社は、P/Lでは潰れません。B/Sで潰れるのです」
経営者として、自分の会社を倒産させてもいいなんて人は
一人もいないと思います。
そのためにもまずはB/Sから見る癖をつけましょう。
決算書の並びもB/S ⇒P/L⇒C/Fの順に並んでいます。
普通、本を読む場合だって、いきなり、真ん中からは
読まないと思います。それと同じことです。
「でも、B/Sて、どう見ればいいの?」
この疑問を持っている方いるのではないでしょうか?
色々な見方はあります。
分析の仕方が難しく、普通の会計の勉強した人には
なかなか理解しづらいため、浸透していないが
自社の弱みがわかる「資金別貸借対照表」なんてものもあります。
しかし、これを普通の経営者が使いこなすのは
正直、「時間とお金」の無駄です。
見つけるのは難しいかもしれませんが
使いこなせるコンサルタントを探して
アドバイスを受けましょう。
では、どうするのかですが
B/Sを「色分けした箱」にしてしまいましょう。
色分けの方法は、とても簡単
B/Sの見た目通りに分けるだけなんです。
まずは、B/Sの基本の形から。
このように、5つの箱で作られています。
まずは、それぞれの項目別に、合計金額を把握します。
次に、資産の中で「流動資産」が何割あるのか
「固定資産」が何割あるのかを把握します。
負債の方も同じように、3つの項目が何割づつあるのかを
把握してください。
コピー用紙に、縦横15cmの正方形を書きます。
その正方形の中に、それぞれの項目が資産や負債に
占める割合に合わせた線を書きこみます。
例えば、流動資産が50%なら、上から7.5cmの
ところに横線を入れます。
それぞれの項目を色分けすると、
感覚的にとらえやすいかもしれません。
作業は、これだけです。簡単ですよね。
数字をブロックにしただけですので
「ブロックB/S」と名付けました。
「ブロックB/S」の使い方
使い方というか、分析の仕方もいたって簡単です。
まず、見るべきところは
「流動資産」の大きさです。
どうしても大きな「固定資産」をかかえなければならない業種も
存在しますが、大切なのは「流動資産」です。
では、その流動資産の箱の大きさが
どのようになっていればいいのかですが
究極の結論から言うと「資産のすべてが流動資産」
ということになりますが
会社を解散する時以外は、あまりにも、非現実的ですので
現実的に言うと
「流動資産の箱は大きいほどいい」
「安全な経営をしている」
ということになります。
次に、負債側の箱の大きさとの対比ですが
流動資産の箱の大きさが「流動負債」と「固定負債」の
2つの箱より大きい場合「very good」
同じ、ほぼ同じ場合「good」
逆に、大きさが小さい場合は、
小さければ小さいほど「bad」
「経営が安定していない」ということになります。
「固定資産」についてですが
流動資産で負債の全てを、賄い切れていない場合に
固定資産を売却することにより、現金を捻出し
負債を返すという考え方が基本です。
中小企業の場合、土地などが一番大きな固定資産
となる場合が多いと思いますが、
決算書上は「買った時の価格」のままになっていますので
土地が持つ本当の実力を表していません。
本来であれば、決算書上に出ている土地の金額は
時価に引き直すと、より実態に近い状態での分析ができます。
とりあえず、小難しいことは抜きにして
流動資産と固定資産の合計の箱が流動負債と固定負債の
合計の箱より大きいのが「good」な状態です。
逆に「資産の合計の箱」より「負債の合計の箱」が
大きい場合は、財務上は「危険水域」ということになります。
聞いたこと、ありますよね?
「債務超過」というやつです。
債務超過だからといって、会社がすぐに倒産してしまう
わけではありませんので、ご安心を。
ただし、銀行からの新規の融資がとても受けずらいなど
非常に苦しい状態に追い込まれることは事実です。
もう一つ、形があります。
「流動資産+固定資産」<「流動負債」
業種によっては「流動資産」<「流動負債」
言葉にすれば「短期の支払いに回す資金が足りない」
この状態を、これまた聞いたことがあると思います。
そうです「自転車操業」というやつです。
この状態も、避けなければなりませんね。
「別に、数字で見比べればいいじゃん」と
思われる方もいるかもしれません。
上級者は、それでいいと思いますが
「これから」という若手や次世代の経営者の方は
「図形」を使った数字の捉え方の方がお勧めです。
感覚や視覚で、数字を捉えることは
経営感覚を磨く上で、とても有効です。
今回のB/Sに限らず、ストラック図や
お金のブロックパズルも図形による経営判断の
助けとなりますし、「ラーメン屋さん」に入った時でも
経営感覚を習得するトレーニングができます。
お勧めです!
いかがですか?
このようにB/Sは、「会社の健康状態」を表しています。
自分の体に不調をきたした時に、病院に行き
診察・検査・治療・投薬・手術など
健康な体に戻すため、様々なことをやっていると思います。
企業だって同じです。
現在の医療は「予病」つまり「病気の予防」に
軸足が移っています。歯科業界に関しては
とっくの昔から、そうなっています。
しかし、多くの場合、会社が「余命何か月」となってから
相談にこられるのですが、そこまでいくと
打てる手は、限られてきます。
経営者の皆さんも是非
「ご自身の体」と「会社の財務」は
「予病」をメインとしたメンテナンスを心がけてください。
元気が余っています! 「遊んでください」
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「なぜ資金繰りが苦しい? 経営者がチェックすべき“キャッシュフロー”の真実」
2025.03.19
いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にしたい」
そのために、一生懸命書き続けます。
「うちは黒字経営だし、銀行とも問題なく取引できている。
なのに、なぜか資金繰りが厳しい」
そんな悩みを抱えている経営者の方はいませんか?
実は、それは「決算書で見るべき数字」を
誤っている可能性が高いのです。
本日は、黒字経営でも資金繰りが苦しくなる
意外な落とし穴について解説します。
利益が出ているのに資金繰りが厳しい?そのワケは?
企業の資金繰りを左右する重要な要素の一つに
「キャッシュフロー」があります。
簡単に言うと、手元資金の出入りを表す指標です。
簡易なキャッシュフローは、以下の式で計算できます。
当期税引き後利益 + 減価償却費 = キャッシュフロー
健全な資金繰りのためには、このキャッシュフローが、
とても大切な数字となります。
実は、ここを確認していない経営者は意外と多いのです。
経営者の方はよく「損益計算書」(P/L)は
確認していると思います。
P/Lの中でも「営業利益」や「経常利益」の確認をし
たくさん利益が出ていると「節税」が頭をよぎり
車や、そのうち使う備品を購入したり
保険やリースなどを契約なさったりすると思います。
しかし、上記のキャッシュフローとは、
P/Lの一番最後にある「税引き後利益」が基礎数字
となります。
その数字に、「減価償却費」を足した数字ですから
決算書を見ただけでは、決してわからない
書いていない数字なのです。
では、その書いていない数字である
キャッシュフローと言われるお金から出ていくものは
どんなものがあるのでしょう?
まずは、「銀行からの借入金の元本部分の返済金」
利息部分は経費となりますが
元本部分は経費ではなく「最後に手元に残ったお金」からの
返済となります。
これ以外ですと、「将来の設備投資など計画的に貯めるお金」や
予期せぬ事態が発生した際に会社が「生き延びるためのお金」
生命保険の「資産計上部分にあたるお金」
などとなります。
「銀行への返済がきつい」と感じる原因は
これなのです。税金も支払った後に残った
「乾いたタオル」であるお金から支払っているのです。
では、資金繰りを改善するためには
どんなことを実行すればよいのでしょう。
1.キャッシュフローの確認
2.毎月の銀行への返済額の確認
3.会社の将来への貯金目標額
4.生命保険の資産計上分の金額
5.銀行からの借入金の借り方の変更
最初に書いときます。5番に関しては
ここには書きません。長くなるので。
しかし、効果は「爆発的」にあります。
キャッシュフローを意識した経営をなさるならば
細かなことはおいておいて、
まずは上記の4つを確認しましょう。
4つの数字を確認できたら、
キャッシュフローの金額から、2~4番を引いてみましょう。
1-2-3-4
この計算式の答えがプラスなら
キャッシュフローが健全であるということです。
しかし、残念ながら、多くの中小企業では
マイナスやほぼ0という企業が多いのが現実です。
マイナスはおろか、ほぼ0とは
家庭で言えば「貯金0」ということになります。
どうですか?
生きていくうえで、貯金0円の生活て。
会社経営なら平気だが家庭に置き換えると、
その危うさを実感なさると思います。
これが、マイナスとなるとどうでしょう?
家庭において、毎月のお金が足りないとなると
どこにお金を借りに行くでしょうか?
銀行に「生活費が足りないのでお金貸してください」
と言っても、貸してくれませんよね。
ところが、これが「会社」となると銀行は「融資」
と言う名のもとに、お金を貸してくれます。
そして毎年、足りないとなると「返しては借りる」
ということを繰り返します。
ここで、経営者は、お金が借りれるので、
つい安心してしまいます。
しかしここで立ち止まって、考えてみてください。
「もう貸しません」と言われたら、どうなるのかを。
通常の流れとして、貸してもらえなくなったら、
それまで社長個人が貯めていたお金を会社につぎ込みます。
やがて、そのお金は尽きます。
様々な、金策をし、お金をかき集めますが
それも、手が尽きます。
ゴールは、見えましたね。
最近は、そうなる前に「リスケジュール」という手段を
使うのが一般的です。
ざっくりいうと銀行に返済金額や期間の変更を願い出たりして
資金繰りを改善することです。
金融庁の指導の下、ほぼ全ての案件は承認されています。
しかし、当然ですが、リスケを承認してもらうためには
たくさんの資料を提出することとなりますし
提出した再建計画に沿って、会社を立て直す必要があります。
ここで、私が伝えたいのは
「財務状態が悪くなればなるほど、
たくさんの資料作成と費用がかかる」ということなのです。
本日の主題である「キャッシュフロー」の計算とは
比べ物にならないほど大変な思いをします。
当然、読者のみなさんには、そんな思いを
してほしくないので、キャッシュフローが
「プラスかマイナスか」は是非、
確認していただきたいと思います。
解決策はないの?
当然あります。
企業ごとに様々なので基本的には
私たちのような財務の専門家の力を借りて
どこに手を打つべきかをみつけ
地道に改善していくことをお勧めします。
なので、ここでは一般的な解決策を書きます。
1. 節税をしない
2. 資金繰り表をつける
3. 借入金の「借り方」を変える
4. 生命保険の上手な「見直し」
5. 手を付けるべき経費はどこか見極める
1と2は、専門家の手を借りなくてもできます。
3と5は、専門家と一緒にやるのが賢明です。
4に関しては過去のブログを参考にしてください。
とはいえ、財務に精通した保険担当者がいると
心強いでしょう。
https://sato-insurance.jp/blog/255/
重要なのは、現状を正しく認識し、
経営者自身が財務の知識が十分ではないのなら
早めに専門家に相談することです。
とかく財務に関しては
「明日、会社が倒産するわけではないし・・・」と
「重要だけど、緊急ではない」問題として認識してしまいます。
また、多くの経営者は、
資金繰りの厳しさに漠然とした不安を抱えながらも、
「こんなものかな」と諦めてしまいがちです。
そんな経営者に提案です。
財務に関わらず「重要だけど緊急ではない」物事に
着手するための考え方として
まず手始めに「周りの人」を見てください。
配偶者や子供、社員、取引先、ロータリー・ライオンズの仲間
商工会議所や法人会の仲間 などなど
あなたの会社に万が一のことがあった際に
どれだけ多くの方に迷惑や心配をかけますか?
ましてや、配偶者や子供に大変な思いは
してほしくないはずです。
そうです! 「あなたのために」行動は起こせなくとも
「周りの大切な人」のためになら
行動を起こせるはずです!
後回しにせずに、今度こそ一歩前に踏み出してみましょう。
その一歩が、「大切な人を守る一歩」となります。
「ライバルの一歩前に出る」こととなります。
私が応援します。声かけてください。
「力の限り、かじります!」
「か、硬ったいな~」
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脱・会計丸投げ!成功への鍵は「行動量」と「自己理解」
2025.02.12
「会計は税理士に任せているから大丈夫!」
多くの経営者がそう考えているかもしれません。
しかし、自分の会社の財務状況を自分が把握せずに、
本当に「大丈夫」と言えるのでしょうか?
決算書は、会社の健康診断の結果表のようなものですし、
月次決算や試算表は、こまめな健康チェックと同じようなものです。
自分の体のどこに問題があるのかが、わからなければ、
診察してもらう診療科がわかりませんし、
行うべきことが、治療なのか食生活の改善なのか、
はたまた運動なのかを判断できず、
時には体の状態をさらに悪化させる可能性があります。
病気も早期発見が完治には大切なように、
財務も、弱点や問題点の早期発見が改善にはかかせません。
しかし「そんなことは百も承知」と思っている経営者の多くの方が、
決算期が近づいてきて、「あれ?赤字だ」「結構な黒字になったな~」
とあわてて、資金繰りに走ったり、下手な節税に走ったりしているのが現状です。
日々のキャッシュの確認を疎かにしたせいで、
黒字倒産も倒産企業全体の5割を占める状態が、ずっと続いています。
確かに税理士は、会計業務や税金計算のプロフェッショナルではありますが、
会社の経営状況まで責任を持つわけではありません。
「信頼」という名の「丸投げ」をしていて、
会社が傾いたとしても税理士には、何の責任もありません。
「会社の舵取り」をするのは、紛れもなく経営者であるあなた自身なのです。
財務を知れば、こんな判断も可能に
・「売上を上げて利益を上げる」
・「売上を下げて利益を上げる」
・「経費を下げて利益を上げる」
・「経費を上げて利益を上げる」
利益を上げるための戦略は様々です。
財務を理解すれば、選択すべき判断をつけれるようになります。
その結果として、経営者なら誰もが避けたいゴールである
「倒産」からの距離が遠のくこととなります。
成功への道はシンプル
財務会得に限らず、成功への道のりは、いたってシンプルです。
一般的に財務に対する印象は「難しい」「忙しい」「面倒くさい」「大変そう」
こんな感じではないでしょうか。
しかし、避けて通れる会社は、ほぼないと思います。
また、「何度も挑戦したのだが・・・」という方も、いらっしゃると思います。
そんな方々に「必ずできる」と思ってもらえる心構えと情報をお伝えします。
まず、前段として、失敗した人にのみ、次への挑戦権が与えらるという事実です。
諦めた段階で、挑戦権は消滅です。つまりは、よくて現状維持。
現代では、現状維持は「後退」と同義語です。
会社経営上、後退の先には残念ですが「倒産」というゴールが待ち受けています。
このブログの読者の皆様には、「挑戦や失敗は純資産である」という心構えのもと、
足を止めないでいただきたいと思います。
次に、朗報です。財務がわかるようになる方法です。
ズバリ「挑戦すること」これだけです。
ガッカリなされた方、心配なさらずに。
「挑戦のする回数」もお知らせします。
確立をかなり低めに設定します。「成功確率1%」
つまり「100回に1回」しか成功しないとします。
では、何回やれば、ほぼ必ず成功するのか?
「459回」 です!!!
「アホかこいつ」と思われた方、心配いりません。
これはあくまで数学の計算上の確率です。
現実的には、458回も失敗する方はいませんし、
こんなに財務で失敗してしまったら、
そもそも会社が持ちません。経営者がイーロン・マスクなら話は別ですが。
現実の社会なら、失敗した際に、その原因を特定し、
同じ過ちを繰り返さないように、相応の反省と勉強と努力をするはずです。
つまり、1回目の挑戦は「成功確率1%」だったとしても、
2回目の挑戦の成功確率は、その何十倍にもなっているはずです。
つまり、成功確率は飛躍的に上がるはずです。
「絶対に会得する」という強い意志を持てば、
おそらく数学上の確率の100分の1程度の回数で十分会得できるはずです。
つまり、4~5回程度、本気で取り組めばよいのです。
実はこれ、私が考えたわけでもなく計算したわけでもありません。
成田修造氏の言葉です
。正確には、成田氏がユーグレナ創業者の出雲氏からお聞きになった話のようです。
著書「逆張りの思考」の中に出てきます。
さらにこの本の中には「運の公式」まで書いてあります。
「運の公式」がわかれば、運を引き寄せる、「運を掴む」方法がわかります。
最近の研究で、「成功しやすい人は才能よりも運に恵まれている」
ことが多いという研究結果があるようです。
「俺は、運がよい方ではないから」と思われた方、安心してください。
運を掴む確率を上げる方法が書いてありました。
それは「行動」と「自己理解」この2つが重要です。
行動は、上記に書きましたので、ここでは「自己理解」について。
私は、こう理解しました。
『自分のなりたい姿をはっきりと言語化でき、そこにたどり着くために不足している
「能力・やるべきこと・環境」を明確にとらえる活動や思考』
(成田さん、間違っていたら、ごめんなさい)
と、ここで気づいたのです。この自己理解ですが、
私たちキャッシュフローコーチがクライアントに行う
「VC」(ビジョナリーコーチング)と同じなのです。
個人でも企業でも「明確なビジョン」を持ち、
そこに向かい必要なものを把握し、
問題点を1つ1つクリアしていく先に運が転がっている。
それを掴み上げた姿が運に恵まれた人や
運を掴んだ人と、言えるのではないでしょうか。
成功も運も必然
・成功を掴むためには行動量と自己理解が重要であり、
運は偶然の結果ではなく、自分の努力と準備によって引き寄せるものである。
・チャンスを掴み、成功する確率を上げるには、行動量が重要である。
・運を掴めば、成果が出やすくなるが、運を掴むためには、明確なビジョンやゴールを持ち、
そこに到達するのに不足している条件を明確にとらえ、問題をクリアしていく必要がある。
よし! 今日も一日、目標に向かって行動し続けよう!
「笑う門には福来る~」
運を掴むには「笑顔」も大切
2025.04.15

いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にしたい」
そのために、一生懸命書き続けます。
過去の偉人の言葉のご紹介です。
本日は精神科医で心理学者の「アルフレッド・アドラー」
の言葉です。
私は最近、「ペップトーク」に強い関心があり
実際、勉強させてもらっている。
元々「聴くこと」が仕事であり
そこにフォーカスし、経営者に寄り添いながら
問題解決をし、「こうなりたい」という
経営者の夢を叶えるお手伝いをするのが仕事なのですが
ペップトークを勉強していくうちに私の中で
『「聴く」と「話す」は表裏一体の双子のようなもの』
と言う感覚が芽生えてきた。
そして、「物事の見方は、使う言葉を変えれば変えられる」
ことを教えられました。
その時ふと、本日のアドラーの言葉を思い出した。
その言葉の意味を、今一度ビジネスの現場に置き換えて考えてみました。
心理学の本を真剣に読み返すなんて
大学生の時以来でした。
「物事の見方は自分が変えたいと思えば変えられる」
アルフレッド・アドラーは、
「わたしたちは過去の経験に支配されるのではなく、
そこに与える意味によって自分を方向づけている」と説きました。
私なりの解釈では「そこに与える」の「そこ」とは
「こうありたい自分」や「目標としているもの」と捉えました。
いかに困難に見える状況であっても、
そこにポジティブな意味を見いだすことができるなら、
未来を切り拓く行動へとつなげられるということです。
この考え方は、原因よりも目的を重視する、
アドラー特有の「目的論」に基づいている。
わたしたちは自分の行動を過去のせいにするのではなく、
「これからどうありたいか」という
未来の目的によって変えていける、ということだと思う。
たとえば、ビジネスの現場でも
「このままではうまくいかない」という場面は多々ある。
しかし、「過去の失敗や環境が悪いからうまくいかない」
という“原因”に注目するのではなく、
「新たな方法を探り、チームの能力を最大限に発揮させる」
という“目的”を明確にすることで、
行動の質も、そして結果も大きく変わると思う。
アドラーはまた、勇気の大切さも強調している。
何かを変えようとするとき、
誰だって自然と不安を覚える。
しかし、その不安にとらわれずに一歩踏み出す
「勇気」を持てれば、たとえ環境に恵まれなかったとしても、
自分の意志で未来を切り開いていくことができる。
「人間のすべての悩みは対人関係の悩みだ」
とアドラーは言ったが、
それはビジネスの世界においても例外ではない。
上司や部下、取引先、顧客など、
あらゆる“人”との関係を良好に築き、
互いに成長し合うためにも、
まずは自分自身が「こうありたい」という目的を掲げ、
それに向かって勇気を持って踏み出す必要がある。
本当に自分の意志で「変わろう」と
決めることができたなら、見えてくる世界は劇的に変わる。
まずは「変わりたい」と思うこと。
そうすれば、見方が変わり、見方が変われば行動が変わる。
(「見方」とは「捉え方」と解釈した方が
わかりやすいかもしれない。)
そして、行動が変われば結果が変わる。
これは若手の経営者や次期リーダー、
新社会人が、これからビジネスの世界で成果を出し、
社会に貢献しようとするうえで、
大いに役立つ考え方だと思うし
「一歩前に踏み出そう」とする際の
勇気の源の1つになりそうな気がします。
書いてて少し恥ずかしいくらいの
論文調になってしまったので、ここまできたら
アドラーの言葉を書こうと思う。
「勇気とは、恐怖がないことではなく、
恐怖よりも重要なものがあると判断することである」
最後に、せっかく学んでいるのだから
下手くそな「ペップトーク」を。
いや、まだまだ「ペップトーク風」レベルだと思います。
今の、目の前の状況は
君の「見方」ひとつで変わるんだ。
「うまくいかない」「壁が高い」って思うのも、
「これはチャンスだ」「成長のきっかけだ」って思うのも、
どちらも正解。でも、選ぶのは君自身だ。
変えたいと思えば、見方は変えられる。
見方が変われば、行動が変わる。
そして、結果だって変えられる!
今こそ、変わる勇気を持って、一歩を踏み出そう!
「できる できる 君ならできる」
「応援するぞ!」
2025.04.11

いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にしたい」
そのために、一生懸命書き続けます。
本日は、決算書の活かし方のうち
「とても大切」でも「ほとんど見てない」
そうです!
「貸借対照表」(バランスシート) 略称 B/S
についてのお話です。
多くの経営者は、「損益計算書」(プロフィト&ロスステイトメント)
略称 P/Lは見ていると思います。
多くの会社がこれから迎えるであろう「決算」
その数か月後に「決算説明」と言う名の
税理士さんからの説明。
残念ながら、その場でも税理士さんからの説明のほとんどの時間は
P/Lの説明だと思います。
うちの会計事務所も、そうなんです。
しかし、大切なので何度でも言います。
「会社は、P/Lでは潰れません。B/Sで潰れるのです」
経営者として、自分の会社を倒産させてもいいなんて人は
一人もいないと思います。
そのためにもまずはB/Sから見る癖をつけましょう。
決算書の並びもB/S ⇒P/L⇒C/Fの順に並んでいます。
普通、本を読む場合だって、いきなり、真ん中からは
読まないと思います。それと同じことです。
「でも、B/Sて、どう見ればいいの?」
この疑問を持っている方いるのではないでしょうか?
色々な見方はあります。
分析の仕方が難しく、普通の会計の勉強した人には
なかなか理解しづらいため、浸透していないが
自社の弱みがわかる「資金別貸借対照表」なんてものもあります。
しかし、これを普通の経営者が使いこなすのは
正直、「時間とお金」の無駄です。
見つけるのは難しいかもしれませんが
使いこなせるコンサルタントを探して
アドバイスを受けましょう。
では、どうするのかですが
B/Sを「色分けした箱」にしてしまいましょう。
色分けの方法は、とても簡単
B/Sの見た目通りに分けるだけなんです。
まずは、B/Sの基本の形から。
このように、5つの箱で作られています。
まずは、それぞれの項目別に、合計金額を把握します。
次に、資産の中で「流動資産」が何割あるのか
「固定資産」が何割あるのかを把握します。
負債の方も同じように、3つの項目が何割づつあるのかを
把握してください。
コピー用紙に、縦横15cmの正方形を書きます。
その正方形の中に、それぞれの項目が資産や負債に
占める割合に合わせた線を書きこみます。
例えば、流動資産が50%なら、上から7.5cmの
ところに横線を入れます。
それぞれの項目を色分けすると、
感覚的にとらえやすいかもしれません。
作業は、これだけです。簡単ですよね。
数字をブロックにしただけですので
「ブロックB/S」と名付けました。
「ブロックB/S」の使い方
使い方というか、分析の仕方もいたって簡単です。
まず、見るべきところは
「流動資産」の大きさです。
どうしても大きな「固定資産」をかかえなければならない業種も
存在しますが、大切なのは「流動資産」です。
では、その流動資産の箱の大きさが
どのようになっていればいいのかですが
究極の結論から言うと「資産のすべてが流動資産」
ということになりますが
会社を解散する時以外は、あまりにも、非現実的ですので
現実的に言うと
「流動資産の箱は大きいほどいい」
「安全な経営をしている」
ということになります。
次に、負債側の箱の大きさとの対比ですが
流動資産の箱の大きさが「流動負債」と「固定負債」の
2つの箱より大きい場合「very good」
同じ、ほぼ同じ場合「good」
逆に、大きさが小さい場合は、
小さければ小さいほど「bad」
「経営が安定していない」ということになります。
「固定資産」についてですが
流動資産で負債の全てを、賄い切れていない場合に
固定資産を売却することにより、現金を捻出し
負債を返すという考え方が基本です。
中小企業の場合、土地などが一番大きな固定資産
となる場合が多いと思いますが、
決算書上は「買った時の価格」のままになっていますので
土地が持つ本当の実力を表していません。
本来であれば、決算書上に出ている土地の金額は
時価に引き直すと、より実態に近い状態での分析ができます。
とりあえず、小難しいことは抜きにして
流動資産と固定資産の合計の箱が流動負債と固定負債の
合計の箱より大きいのが「good」な状態です。
逆に「資産の合計の箱」より「負債の合計の箱」が
大きい場合は、財務上は「危険水域」ということになります。
聞いたこと、ありますよね?
「債務超過」というやつです。
債務超過だからといって、会社がすぐに倒産してしまう
わけではありませんので、ご安心を。
ただし、銀行からの新規の融資がとても受けずらいなど
非常に苦しい状態に追い込まれることは事実です。
もう一つ、形があります。
「流動資産+固定資産」<「流動負債」
業種によっては「流動資産」<「流動負債」
言葉にすれば「短期の支払いに回す資金が足りない」
この状態を、これまた聞いたことがあると思います。
そうです「自転車操業」というやつです。
この状態も、避けなければなりませんね。
「別に、数字で見比べればいいじゃん」と
思われる方もいるかもしれません。
上級者は、それでいいと思いますが
「これから」という若手や次世代の経営者の方は
「図形」を使った数字の捉え方の方がお勧めです。
感覚や視覚で、数字を捉えることは
経営感覚を磨く上で、とても有効です。
今回のB/Sに限らず、ストラック図や
お金のブロックパズルも図形による経営判断の
助けとなりますし、「ラーメン屋さん」に入った時でも
経営感覚を習得するトレーニングができます。
お勧めです!
いかがですか?
このようにB/Sは、「会社の健康状態」を表しています。
自分の体に不調をきたした時に、病院に行き
診察・検査・治療・投薬・手術など
健康な体に戻すため、様々なことをやっていると思います。
企業だって同じです。
現在の医療は「予病」つまり「病気の予防」に
軸足が移っています。歯科業界に関しては
とっくの昔から、そうなっています。
しかし、多くの場合、会社が「余命何か月」となってから
相談にこられるのですが、そこまでいくと
打てる手は、限られてきます。
経営者の皆さんも是非
「ご自身の体」と「会社の財務」は
「予病」をメインとしたメンテナンスを心がけてください。
元気が余っています! 「遊んでください」
2025.03.19

いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にしたい」
そのために、一生懸命書き続けます。
「うちは黒字経営だし、銀行とも問題なく取引できている。
なのに、なぜか資金繰りが厳しい」
そんな悩みを抱えている経営者の方はいませんか?
実は、それは「決算書で見るべき数字」を
誤っている可能性が高いのです。
本日は、黒字経営でも資金繰りが苦しくなる
意外な落とし穴について解説します。
利益が出ているのに資金繰りが厳しい?そのワケは?
企業の資金繰りを左右する重要な要素の一つに
「キャッシュフロー」があります。
簡単に言うと、手元資金の出入りを表す指標です。
簡易なキャッシュフローは、以下の式で計算できます。
当期税引き後利益 + 減価償却費 = キャッシュフロー
健全な資金繰りのためには、このキャッシュフローが、
とても大切な数字となります。
実は、ここを確認していない経営者は意外と多いのです。
経営者の方はよく「損益計算書」(P/L)は
確認していると思います。
P/Lの中でも「営業利益」や「経常利益」の確認をし
たくさん利益が出ていると「節税」が頭をよぎり
車や、そのうち使う備品を購入したり
保険やリースなどを契約なさったりすると思います。
しかし、上記のキャッシュフローとは、
P/Lの一番最後にある「税引き後利益」が基礎数字
となります。
その数字に、「減価償却費」を足した数字ですから
決算書を見ただけでは、決してわからない
書いていない数字なのです。
では、その書いていない数字である
キャッシュフローと言われるお金から出ていくものは
どんなものがあるのでしょう?
まずは、「銀行からの借入金の元本部分の返済金」
利息部分は経費となりますが
元本部分は経費ではなく「最後に手元に残ったお金」からの
返済となります。
これ以外ですと、「将来の設備投資など計画的に貯めるお金」や
予期せぬ事態が発生した際に会社が「生き延びるためのお金」
生命保険の「資産計上部分にあたるお金」
などとなります。
「銀行への返済がきつい」と感じる原因は
これなのです。税金も支払った後に残った
「乾いたタオル」であるお金から支払っているのです。
では、資金繰りを改善するためには
どんなことを実行すればよいのでしょう。
1.キャッシュフローの確認
2.毎月の銀行への返済額の確認
3.会社の将来への貯金目標額
4.生命保険の資産計上分の金額
5.銀行からの借入金の借り方の変更
最初に書いときます。5番に関しては
ここには書きません。長くなるので。
しかし、効果は「爆発的」にあります。
キャッシュフローを意識した経営をなさるならば
細かなことはおいておいて、
まずは上記の4つを確認しましょう。
4つの数字を確認できたら、
キャッシュフローの金額から、2~4番を引いてみましょう。
1-2-3-4
この計算式の答えがプラスなら
キャッシュフローが健全であるということです。
しかし、残念ながら、多くの中小企業では
マイナスやほぼ0という企業が多いのが現実です。
マイナスはおろか、ほぼ0とは
家庭で言えば「貯金0」ということになります。
どうですか?
生きていくうえで、貯金0円の生活て。
会社経営なら平気だが家庭に置き換えると、
その危うさを実感なさると思います。
これが、マイナスとなるとどうでしょう?
家庭において、毎月のお金が足りないとなると
どこにお金を借りに行くでしょうか?
銀行に「生活費が足りないのでお金貸してください」
と言っても、貸してくれませんよね。
ところが、これが「会社」となると銀行は「融資」
と言う名のもとに、お金を貸してくれます。
そして毎年、足りないとなると「返しては借りる」
ということを繰り返します。
ここで、経営者は、お金が借りれるので、
つい安心してしまいます。
しかしここで立ち止まって、考えてみてください。
「もう貸しません」と言われたら、どうなるのかを。
通常の流れとして、貸してもらえなくなったら、
それまで社長個人が貯めていたお金を会社につぎ込みます。
やがて、そのお金は尽きます。
様々な、金策をし、お金をかき集めますが
それも、手が尽きます。
ゴールは、見えましたね。
最近は、そうなる前に「リスケジュール」という手段を
使うのが一般的です。
ざっくりいうと銀行に返済金額や期間の変更を願い出たりして
資金繰りを改善することです。
金融庁の指導の下、ほぼ全ての案件は承認されています。
しかし、当然ですが、リスケを承認してもらうためには
たくさんの資料を提出することとなりますし
提出した再建計画に沿って、会社を立て直す必要があります。
ここで、私が伝えたいのは
「財務状態が悪くなればなるほど、
たくさんの資料作成と費用がかかる」ということなのです。
本日の主題である「キャッシュフロー」の計算とは
比べ物にならないほど大変な思いをします。
当然、読者のみなさんには、そんな思いを
してほしくないので、キャッシュフローが
「プラスかマイナスか」は是非、
確認していただきたいと思います。
解決策はないの?
当然あります。
企業ごとに様々なので基本的には
私たちのような財務の専門家の力を借りて
どこに手を打つべきかをみつけ
地道に改善していくことをお勧めします。
なので、ここでは一般的な解決策を書きます。
1. 節税をしない
2. 資金繰り表をつける
3. 借入金の「借り方」を変える
4. 生命保険の上手な「見直し」
5. 手を付けるべき経費はどこか見極める
1と2は、専門家の手を借りなくてもできます。
3と5は、専門家と一緒にやるのが賢明です。
4に関しては過去のブログを参考にしてください。
とはいえ、財務に精通した保険担当者がいると
心強いでしょう。
https://sato-insurance.jp/blog/255/
重要なのは、現状を正しく認識し、
経営者自身が財務の知識が十分ではないのなら
早めに専門家に相談することです。
とかく財務に関しては
「明日、会社が倒産するわけではないし・・・」と
「重要だけど、緊急ではない」問題として認識してしまいます。
また、多くの経営者は、
資金繰りの厳しさに漠然とした不安を抱えながらも、
「こんなものかな」と諦めてしまいがちです。
そんな経営者に提案です。
財務に関わらず「重要だけど緊急ではない」物事に
着手するための考え方として
まず手始めに「周りの人」を見てください。
配偶者や子供、社員、取引先、ロータリー・ライオンズの仲間
商工会議所や法人会の仲間 などなど
あなたの会社に万が一のことがあった際に
どれだけ多くの方に迷惑や心配をかけますか?
ましてや、配偶者や子供に大変な思いは
してほしくないはずです。
そうです! 「あなたのために」行動は起こせなくとも
「周りの大切な人」のためになら
行動を起こせるはずです!
後回しにせずに、今度こそ一歩前に踏み出してみましょう。
その一歩が、「大切な人を守る一歩」となります。
「ライバルの一歩前に出る」こととなります。
私が応援します。声かけてください。
「力の限り、かじります!」
「か、硬ったいな~」
2025.02.12

「会計は税理士に任せているから大丈夫!」
多くの経営者がそう考えているかもしれません。
しかし、自分の会社の財務状況を自分が把握せずに、
本当に「大丈夫」と言えるのでしょうか?
決算書は、会社の健康診断の結果表のようなものですし、
月次決算や試算表は、こまめな健康チェックと同じようなものです。
自分の体のどこに問題があるのかが、わからなければ、
診察してもらう診療科がわかりませんし、
行うべきことが、治療なのか食生活の改善なのか、
はたまた運動なのかを判断できず、
時には体の状態をさらに悪化させる可能性があります。
病気も早期発見が完治には大切なように、
財務も、弱点や問題点の早期発見が改善にはかかせません。
しかし「そんなことは百も承知」と思っている経営者の多くの方が、
決算期が近づいてきて、「あれ?赤字だ」「結構な黒字になったな~」
とあわてて、資金繰りに走ったり、下手な節税に走ったりしているのが現状です。
日々のキャッシュの確認を疎かにしたせいで、
黒字倒産も倒産企業全体の5割を占める状態が、ずっと続いています。
確かに税理士は、会計業務や税金計算のプロフェッショナルではありますが、
会社の経営状況まで責任を持つわけではありません。
「信頼」という名の「丸投げ」をしていて、
会社が傾いたとしても税理士には、何の責任もありません。
「会社の舵取り」をするのは、紛れもなく経営者であるあなた自身なのです。
財務を知れば、こんな判断も可能に
・「売上を上げて利益を上げる」
・「売上を下げて利益を上げる」
・「経費を下げて利益を上げる」
・「経費を上げて利益を上げる」
利益を上げるための戦略は様々です。
財務を理解すれば、選択すべき判断をつけれるようになります。
その結果として、経営者なら誰もが避けたいゴールである
「倒産」からの距離が遠のくこととなります。
成功への道はシンプル
財務会得に限らず、成功への道のりは、いたってシンプルです。
一般的に財務に対する印象は「難しい」「忙しい」「面倒くさい」「大変そう」
こんな感じではないでしょうか。
しかし、避けて通れる会社は、ほぼないと思います。
また、「何度も挑戦したのだが・・・」という方も、いらっしゃると思います。
そんな方々に「必ずできる」と思ってもらえる心構えと情報をお伝えします。
まず、前段として、失敗した人にのみ、次への挑戦権が与えらるという事実です。
諦めた段階で、挑戦権は消滅です。つまりは、よくて現状維持。
現代では、現状維持は「後退」と同義語です。
会社経営上、後退の先には残念ですが「倒産」というゴールが待ち受けています。
このブログの読者の皆様には、「挑戦や失敗は純資産である」という心構えのもと、
足を止めないでいただきたいと思います。
次に、朗報です。財務がわかるようになる方法です。
ズバリ「挑戦すること」これだけです。
ガッカリなされた方、心配なさらずに。
「挑戦のする回数」もお知らせします。
確立をかなり低めに設定します。「成功確率1%」
つまり「100回に1回」しか成功しないとします。
では、何回やれば、ほぼ必ず成功するのか?
「459回」 です!!!
「アホかこいつ」と思われた方、心配いりません。
これはあくまで数学の計算上の確率です。
現実的には、458回も失敗する方はいませんし、
こんなに財務で失敗してしまったら、
そもそも会社が持ちません。経営者がイーロン・マスクなら話は別ですが。
現実の社会なら、失敗した際に、その原因を特定し、
同じ過ちを繰り返さないように、相応の反省と勉強と努力をするはずです。
つまり、1回目の挑戦は「成功確率1%」だったとしても、
2回目の挑戦の成功確率は、その何十倍にもなっているはずです。
つまり、成功確率は飛躍的に上がるはずです。
「絶対に会得する」という強い意志を持てば、
おそらく数学上の確率の100分の1程度の回数で十分会得できるはずです。
つまり、4~5回程度、本気で取り組めばよいのです。
実はこれ、私が考えたわけでもなく計算したわけでもありません。
成田修造氏の言葉です
。正確には、成田氏がユーグレナ創業者の出雲氏からお聞きになった話のようです。
著書「逆張りの思考」の中に出てきます。
さらにこの本の中には「運の公式」まで書いてあります。
「運の公式」がわかれば、運を引き寄せる、「運を掴む」方法がわかります。
最近の研究で、「成功しやすい人は才能よりも運に恵まれている」
ことが多いという研究結果があるようです。
「俺は、運がよい方ではないから」と思われた方、安心してください。
運を掴む確率を上げる方法が書いてありました。
それは「行動」と「自己理解」この2つが重要です。
行動は、上記に書きましたので、ここでは「自己理解」について。
私は、こう理解しました。
『自分のなりたい姿をはっきりと言語化でき、そこにたどり着くために不足している
「能力・やるべきこと・環境」を明確にとらえる活動や思考』
(成田さん、間違っていたら、ごめんなさい)
と、ここで気づいたのです。この自己理解ですが、
私たちキャッシュフローコーチがクライアントに行う
「VC」(ビジョナリーコーチング)と同じなのです。
個人でも企業でも「明確なビジョン」を持ち、
そこに向かい必要なものを把握し、
問題点を1つ1つクリアしていく先に運が転がっている。
それを掴み上げた姿が運に恵まれた人や
運を掴んだ人と、言えるのではないでしょうか。
成功も運も必然
・成功を掴むためには行動量と自己理解が重要であり、
運は偶然の結果ではなく、自分の努力と準備によって引き寄せるものである。
・チャンスを掴み、成功する確率を上げるには、行動量が重要である。
・運を掴めば、成果が出やすくなるが、運を掴むためには、明確なビジョンやゴールを持ち、
そこに到達するのに不足している条件を明確にとらえ、問題をクリアしていく必要がある。
よし! 今日も一日、目標に向かって行動し続けよう!
「笑う門には福来る~」
運を掴むには「笑顔」も大切