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保険大国日本で広がる保障不足~家族や会社が守れない~
2025.03.28
いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にしたい」
そのために、一生懸命書き続けます。
先日、気になる記事を見つけたので
私なりに考えてみたことを書こうと思う。
その記事とは
「深刻化する日本の死亡保障ギャップの実態」
昔からよく「日本人は保険好き」と言われていました。
そのため、日本の貿易黒字が大きすぎた時期に
諸外国、特にアメリカから「保険市場の開放」を迫られ
保険市場は他の市場に比べ、早い時期に
グローバル化しています。
しかし、その日本の保険市場、その中でも
生命保険の「死亡保険」の市場に
今の日本の没落を象徴するような事象が起きているのです。
それが、「死亡保障ギャップ」
2024年11月末に生命保険文化センターが発表した
「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査<速報版>」
によると、世帯主が備えている死亡保険金額は減少傾向にある一方で、
残された家族が必要と考える生活資金は増加しており、
家族の暮らしに影響を及ぼす深刻な問題となっています。
死亡保障ギャップとは?
死亡保障ギャップとは、
「一家の稼ぎ手が万が一死亡した場合に必要となる生活資金」と
「実際に用意されている死亡保険の保障額や貯蓄などの資産」の
差額を指します。
必要な資金に対して十分な保険や金融資産を備えていない状態だと、
残された家族が生活費や教育費、住宅ローンなどの支払いや
老後の生活費などに困窮するリスクが高まります。
スイス再保険が公開した2019年時点のデータによれば、
日本の死亡保障ギャップは約8兆米ドルにのぼり、
必要と見込まれる金額の61%が不足していると報告されています。
これは、平均的な日本の世帯では
「必要な生活資金のうち約6割しか準備できていない」
深刻な状況にあることを意味します。
経営者に関しては、「個人の生活」以外に「会社の存続」も
検討し対策する必要があります。
不足分の数値は出ていませんが
「借入金1億円」に対応するための保険として
「保険金額1億円」なんていう
全く財務を知らないような保険が多数存在している実態を
鑑みても、不足分の理由は別として
法人契約の保険でも、保険金額の不足が多々発生している
ことは、容易に想像がつきます。
日本の死亡保障不足が発生している理由
(1) 保険料負担の実質的上昇
長引く低金利、急激かつ全体的な物価上昇
安売り合戦による企業の収益構造の劣化など
家計を圧迫する要因はきりがないほど考えられる。
結果、保険料を抑える傾向が挙げられます。
また、国の施策により、若年層ほど
「死亡保障よりも貯蓄や投資を優先したい」と考える人が多く、
生命保険の契約を見直したり
解約するケースが増えているのも要因です。
決して、投資は悪いことではありません。
むしろ現代においては、物価の上昇を勘案すると
「投資をしない」ということは「お金を減らしている」
と同義語だと考えています。
しかし、昔から
「貯金は三角 保険は四角」というように
投資や貯金と生命保険では
「将来への備え」と「直近への備え」という
違う役割がある以上、そもそも並べて論じるものではありません。
(2) 必要保障額の過小評価
万が一の場合に必要な生活費や教育費、
住宅ローンの残高、老後の備えなどを
正しく見積もれていない世帯も少なくありません。
将来のインフレや子どもの進学コストなどを
十分に考慮していない結果、
本来はもっと高い保障が必要でも、
「これくらいで足りるだろう」と思い込んで
しまっていることが多いのです。
インフレ・デフレを勘案せずに
今の月の生活費✖12✖必要年数
実際に保険を検討する場合には、ここから
預貯金や、すでに手当されている社会保険等の金額等を
勘案して、必要額、つまりは保険金額を算出してみて下さい。
電卓さえあれば、この程度なら誰でもできるはずです。
最低限、これくらいはやってみましょう。
この程度のことさえやらずに、保険商品を選ぶのは
自分の体のサイズを考えずに、服を買うのと同じです。
身長190cm 体重 100kg の人間が
店員さんに「すごく、お似合いですよ」と言われても
まさか、Sサイズの服は買いませんよね?
それと同じことです。
また、どうしても、もっと正確に「オーダースーツ」が欲しならば
プロの保険募集人やFPなどに必要補償額を
算出してもらうといいでしょう。
一方、経営者などに万が一のことがあった際に備える生命保険は
財務やキャッシュフローはもちろん
相続・事業承継まで考える必要がありますので
ここに関しては、「オーダーメイド」しなければ
後に大変なことになりかねませんので、ご注意ください。
(3) 死亡リスクに対する意識の低さ
「自分はまだ若いから大丈夫」
「まさか自分に限って重大なことは起きないはず」
といった楽観的な見方も、死亡保障不足を招く大きな原因です。
こうした意識から、保障を見直す時期を逃し、
結果的に家族の生活にリスクを残してしまうケースが後を絶ちません。
これを防ぐためには「将来、どうなりたいのか」
「どういった生活を送りたい・迎えたいのか」を
考える必要があります。
「そんなこと、どうやって考えればいいの?」
「考えたこと、ないな~」と言う方、大丈夫です。
プロの保険募集人なら、黙っていても、それを聞いてくれます。
必要なことは「信頼できる保険募集人」を見つけることです。
色々な「商品を比べる」ことより
色々な「保険募集人を比べる」方が
遥かに価値ある保険商品に出会えます。
(4) アジアの諸外国との比較
スイス再保険が行ったアジア市場の比較調査(2020年)では、
日本の死亡保障不足は香港やシンガポール、韓国など
近隣の国と比較しても深刻と指摘されています。
すでに日本は「保険大国」ではないのです。
国民の所得金額だけでなく、保険金額でも
すでに日本は、アジアのトップではないのです。
まとめ:早めの対策が未来を守るカギ
日本の死亡保障ギャップは、
少子高齢化や経済環境の変化を背景にますます深刻化しています。
保険料の負担を抑えたい気持ちは理解できますが、
万が一の備えが不足していれば、
残された家族が大きな苦労を強いられることになりかねません。
ましてや、会社経営者が契約している
法人契約の保険などは、借入金に対する保証人の地位などで
ご自身の家族に迷惑がかかるだけでなく
社員、取引先、銀行など、多方面に大きな影響がでる
可能性があります。
個人であれ法人であれ、早めに保障内容はもちろん
保険金額の見直しを行うことは、大変重要になってきます。
現在の保険で本当に十分な保障が得られるのか、
子どもの教育費や住宅ローン、老後資金などを踏まえた上で
再検討してみてください。
必要に応じて専門家の力を借り、
最適な保障を確保しておくことが
家族の暮らしや会社の経営を守る第一歩です。
「自分は大丈夫」と思わずに、
まずは一度シミュレーションをしてみることをおすすめします。
将来の不安を軽減し、家族全員、社員全員が安心して暮らせるよう、
今から適切な措置を講じておきましょう。
安心しきって、お昼寝ですzzz
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「保険募集の常識を疑う – 保険を考える際の本当のスタートラインとは」(個人保険編)
2025.02.14
今回は、法人の財務の話はお休みしまして
「個人契約」の生命保険について
私の考える「契約前に考えてほしいこと」を
書いてみようと思います。
では、スタート
世の中にたくさんの生命保険に関するウェブサイトが
ありますよね。
様々な保険種類の説明があったり
「こんな時に役立ちます」 「こんな心配ありませんか」
みたいな、お悩み相談してくれるサイト
必要補償額の考え方を書いているサイト
見直しのポイントを教えてくれるサイト など
どれも、理路整然と考え方や論理を書いていて
まさに「おっしゃる通り」なものばかりです。
一応私も、そのようなことも書けますが
ほとんどのサイトが、保険を検討している方や
見直そうとしている方が立っている「スタートライン」より
30mくらい先の話をしているように私は感じます。
ですので、今回は、スタートラインの話をしたいと思います。
「生命保険」を「保険料」と「保険金」から見てみよう
加入率が下がってきているとはいえ
日本人の生命保険加入率は非常に高い。
日本の影響ということはないだろうが
アジアの国々は、欧米にくらべ加入率が高いそうだ。
理由は、わからないが、心配性な人が多いのかもしれない。
しかし、日本は新入社員以外の収入は実質減収だからこそ
生命保険のような「高額商品」を買う時には
十分な吟味をしてほしい。
では、どれくらい「高額商品」なのか計算してみよう。
Aさんが「25歳から65歳までの40年間」の間
「月々20000円(40年間平均して)を支払ったら」
一体いくら支払うことになるでしょうか?
20000✖40✖12=9,600,000円
約1000万円のお金を支払うことになります。
かなりの高額商品ですよね。
次に保険金から見てみましょう。
40代で亡くなった方の受取保険金は約3000万と高く
全世代平均では1300万程度となっています。
生命保険は、宝くじではないので、「あたり」や「はずれ」
という概念では考えてはいけませんが
上記のAさんのように、1000万円支払って
その支払った額より少ない死亡保険金を貰った人たちの割合は
「48.4%」(死亡保険金1000万円以下だった人の割合)
((公財)生命保険文化センター「平成30年度年度 生命保険に関する全国実態調査」より出典
約半分の人たちが支払った額より少ない金額を受け取っています。
「これだから、生命保険はいらない」
いえいえ、そんなことありません。
確かに、独身の方なら、最低限の保障(葬式代や死後整理代)で
十分だと思いますし、それに見合う「現金」を持っていれば
死亡保険は必要ありません。
もちろん、多額の財産があり、相続税がかかる人は別です。
しかし、結婚や起業を目指すなら、お金を貯める必要もあるでしょう。
そのために、「今は生命保険にお金は使わない」も
選択肢の1つかもしれませんね。
いずれにしても、今後の人生をどのように送りたいのかを考えて
ライフプランを立てる必要があります。
しかし、40代で配偶者・子供がいるとなると話は全く変わります。
上記に「40代なら3000万位の死亡保険金」と書きましたが
配偶者と子供の年齢にもよりますが
私自身の家庭で考えると、40代の時は、子供が小学生でしたので
「3000万の死亡保険金」なんかじゃ全然足りません。
「配偶者も働けばなんとか」とおっしゃる方もいますが
その考えは「捕らぬ狸の皮算用」ですよ。
働いたとしても、いくら稼げるのかわかりませんから
そんな皮算用を人生設計の中に入れてライフプランを設計するなんて
あり得ない話だと思います。
しかし、高額の死亡保障が必要な年代であったとしても
数億円の現金があれば、やはり「生命保険なんていらない」
という選択肢も選べます。
では、65歳の方だったらどうでしょう。
仕事も退職し、子供も巣立ったとしましょう。
いわゆる「夫婦ふたりの老後生活」です。
一時、国から老後生活には「2000万円が必要」と発表がありましたが
つい最近のテレビでは、1500万だの、0円だのとおっしゃられる
有識者が出ていましたね。
私ならこう答えます。「全く、わかりません」
私の家庭で考えると、というか私の考えや思い、夢を考えると
2000万なんかじゃ全然たりません。
贅沢をしたいわけではありません。
やりたいことがたくさんあるのです。
やはり、ここでも必要なのは「保険は何を選べは?」ではなく
「老後の生活は、どうしたいの?」からスタートした
ライフプランを作ることとなります。
では、「医療保険」はどうでしょう。
ここに関しては、FPや保険募集人の中でも
意見が分かれるところだと思います。
私は「いらない派」です。
でも、自分や家族はみんな、医療保険やガン保険に入っています。
加入している理由は
1. 高額療養費制度を使っても発生してしまう自己負担分
2. 個室が空いてたら、個室に入りたいな~という夢の実現
3. 妻や娘が、大病した場合、出来る限りの治療を受けさせたいから
4. 今のところ、私は借金の保証人ではないから
4に関しては、多くの保険募集人や保険会社の人間はじめ
税理士さんなども、多くの方が間違ってしまう
法律が絡むことなので、今回は割愛します。
1に関しては、国が患者負担分を増やすといってますが
現在、ガン患者さんなどの激しい抗議を受けて
修正中のようです。
普段私は、この「自己負担分と医療保険」の考え方として
こんなことを、お話させていただいてます。
「今、ご家庭の財布(口座)から、10万円を支払ったら
明日から、ご飯が食べれなくなりますか?」
今まで、「はい、食べられません」と答えた方はいません。
上記の、ガンと戦っている方々のように、毎月10万円かかるのなら
話は別ですが、普通の方は入院なんて、
何年、何十年に1度程度だと思います。
その時に、10万円を負担できれば、通常の治療は可能となります。
そう考えると、治療さえできればいいと考えるのなら
医療保険への加入、いや、もっと平たく言います。
「医療保険を買う」という優先順位は低いと言えます。
お金で表すとこうです。
「医療保険の月額保険料が5000円」
5000✖12=60000円
60000✖2年間=120000円
数字だけ見れば、
頑張って「2年に1度」の入院をしてトントン。
確かに病気がいつ発症するかわかりませんが
入院する確率を考えると、保険料を貯金しておけば
通常の治療はもちろん、保険適用外の治療や
差額ベッド代だって、十分支払える可能性は低くないと思います。
医療保険は、必要性や用途によって
保険金額や特約などを選ぶ必要性があります。
ましてや、「買わないで貯金する」という選択肢さえあります。
自分はどうしたいか、家族にはどうしたいのかなど
ライフプランを立ててから、買うものを決めましょう。
さて、そろそろまとめに入ります。
このブログをここまで読んでいただいた方は
もうお気づきになっていますよね。
何度も同じ言葉が出てきていることに。
そう、保険を選んだり検討する前に
「自分はどうしたいのか」
自分がいなくなった後「家族には、どうなってもらいたいのか」
などの「想い」を整理して、その想いを実現するために必要な
「お金の裏付け」をつけていく。
そこで足りない「お金」を生命保険でカバーしていく。
「この保険、今の自分に合っているのかな?」の相談に
保険種類の変更や契約の付け替えで対処するのは間違いです。
「ライフプラン」に生命保険を合わせる。
当たり前のことなんですが、この順番で保険を設計してくれる
保険募集人は非常に少ないのが現実です。
読者の皆さんは是非、「当たり前ができる」保険募集人と
出会ってください。
保険会社や色々な保険の中から選ぶよりも
遥かに高い価値を得ることができますよ。
もし、見つからない時は、当社にご連絡いただけると嬉しいです。
zoom 繋ぎますよ! もちろん無料です。
「ライオンのように、強い女になり番犬として家族を守る」
これが私の夢なんです!
(大丈夫 誰も期待してないから。愛玩犬のままでいいよ)
2025.03.28

いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にしたい」
そのために、一生懸命書き続けます。
先日、気になる記事を見つけたので
私なりに考えてみたことを書こうと思う。
その記事とは
「深刻化する日本の死亡保障ギャップの実態」
昔からよく「日本人は保険好き」と言われていました。
そのため、日本の貿易黒字が大きすぎた時期に
諸外国、特にアメリカから「保険市場の開放」を迫られ
保険市場は他の市場に比べ、早い時期に
グローバル化しています。
しかし、その日本の保険市場、その中でも
生命保険の「死亡保険」の市場に
今の日本の没落を象徴するような事象が起きているのです。
それが、「死亡保障ギャップ」
2024年11月末に生命保険文化センターが発表した
「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査<速報版>」
によると、世帯主が備えている死亡保険金額は減少傾向にある一方で、
残された家族が必要と考える生活資金は増加しており、
家族の暮らしに影響を及ぼす深刻な問題となっています。
死亡保障ギャップとは?
死亡保障ギャップとは、
「一家の稼ぎ手が万が一死亡した場合に必要となる生活資金」と
「実際に用意されている死亡保険の保障額や貯蓄などの資産」の
差額を指します。
必要な資金に対して十分な保険や金融資産を備えていない状態だと、
残された家族が生活費や教育費、住宅ローンなどの支払いや
老後の生活費などに困窮するリスクが高まります。
スイス再保険が公開した2019年時点のデータによれば、
日本の死亡保障ギャップは約8兆米ドルにのぼり、
必要と見込まれる金額の61%が不足していると報告されています。
これは、平均的な日本の世帯では
「必要な生活資金のうち約6割しか準備できていない」
深刻な状況にあることを意味します。
経営者に関しては、「個人の生活」以外に「会社の存続」も
検討し対策する必要があります。
不足分の数値は出ていませんが
「借入金1億円」に対応するための保険として
「保険金額1億円」なんていう
全く財務を知らないような保険が多数存在している実態を
鑑みても、不足分の理由は別として
法人契約の保険でも、保険金額の不足が多々発生している
ことは、容易に想像がつきます。
日本の死亡保障不足が発生している理由
(1) 保険料負担の実質的上昇
長引く低金利、急激かつ全体的な物価上昇
安売り合戦による企業の収益構造の劣化など
家計を圧迫する要因はきりがないほど考えられる。
結果、保険料を抑える傾向が挙げられます。
また、国の施策により、若年層ほど
「死亡保障よりも貯蓄や投資を優先したい」と考える人が多く、
生命保険の契約を見直したり
解約するケースが増えているのも要因です。
決して、投資は悪いことではありません。
むしろ現代においては、物価の上昇を勘案すると
「投資をしない」ということは「お金を減らしている」
と同義語だと考えています。
しかし、昔から
「貯金は三角 保険は四角」というように
投資や貯金と生命保険では
「将来への備え」と「直近への備え」という
違う役割がある以上、そもそも並べて論じるものではありません。
(2) 必要保障額の過小評価
万が一の場合に必要な生活費や教育費、
住宅ローンの残高、老後の備えなどを
正しく見積もれていない世帯も少なくありません。
将来のインフレや子どもの進学コストなどを
十分に考慮していない結果、
本来はもっと高い保障が必要でも、
「これくらいで足りるだろう」と思い込んで
しまっていることが多いのです。
インフレ・デフレを勘案せずに
今の月の生活費✖12✖必要年数
実際に保険を検討する場合には、ここから
預貯金や、すでに手当されている社会保険等の金額等を
勘案して、必要額、つまりは保険金額を算出してみて下さい。
電卓さえあれば、この程度なら誰でもできるはずです。
最低限、これくらいはやってみましょう。
この程度のことさえやらずに、保険商品を選ぶのは
自分の体のサイズを考えずに、服を買うのと同じです。
身長190cm 体重 100kg の人間が
店員さんに「すごく、お似合いですよ」と言われても
まさか、Sサイズの服は買いませんよね?
それと同じことです。
また、どうしても、もっと正確に「オーダースーツ」が欲しならば
プロの保険募集人やFPなどに必要補償額を
算出してもらうといいでしょう。
一方、経営者などに万が一のことがあった際に備える生命保険は
財務やキャッシュフローはもちろん
相続・事業承継まで考える必要がありますので
ここに関しては、「オーダーメイド」しなければ
後に大変なことになりかねませんので、ご注意ください。
(3) 死亡リスクに対する意識の低さ
「自分はまだ若いから大丈夫」
「まさか自分に限って重大なことは起きないはず」
といった楽観的な見方も、死亡保障不足を招く大きな原因です。
こうした意識から、保障を見直す時期を逃し、
結果的に家族の生活にリスクを残してしまうケースが後を絶ちません。
これを防ぐためには「将来、どうなりたいのか」
「どういった生活を送りたい・迎えたいのか」を
考える必要があります。
「そんなこと、どうやって考えればいいの?」
「考えたこと、ないな~」と言う方、大丈夫です。
プロの保険募集人なら、黙っていても、それを聞いてくれます。
必要なことは「信頼できる保険募集人」を見つけることです。
色々な「商品を比べる」ことより
色々な「保険募集人を比べる」方が
遥かに価値ある保険商品に出会えます。
(4) アジアの諸外国との比較
スイス再保険が行ったアジア市場の比較調査(2020年)では、
日本の死亡保障不足は香港やシンガポール、韓国など
近隣の国と比較しても深刻と指摘されています。
すでに日本は「保険大国」ではないのです。
国民の所得金額だけでなく、保険金額でも
すでに日本は、アジアのトップではないのです。
まとめ:早めの対策が未来を守るカギ
日本の死亡保障ギャップは、
少子高齢化や経済環境の変化を背景にますます深刻化しています。
保険料の負担を抑えたい気持ちは理解できますが、
万が一の備えが不足していれば、
残された家族が大きな苦労を強いられることになりかねません。
ましてや、会社経営者が契約している
法人契約の保険などは、借入金に対する保証人の地位などで
ご自身の家族に迷惑がかかるだけでなく
社員、取引先、銀行など、多方面に大きな影響がでる
可能性があります。
個人であれ法人であれ、早めに保障内容はもちろん
保険金額の見直しを行うことは、大変重要になってきます。
現在の保険で本当に十分な保障が得られるのか、
子どもの教育費や住宅ローン、老後資金などを踏まえた上で
再検討してみてください。
必要に応じて専門家の力を借り、
最適な保障を確保しておくことが
家族の暮らしや会社の経営を守る第一歩です。
「自分は大丈夫」と思わずに、
まずは一度シミュレーションをしてみることをおすすめします。
将来の不安を軽減し、家族全員、社員全員が安心して暮らせるよう、
今から適切な措置を講じておきましょう。
安心しきって、お昼寝ですzzz
2025.02.14

今回は、法人の財務の話はお休みしまして
「個人契約」の生命保険について
私の考える「契約前に考えてほしいこと」を
書いてみようと思います。
では、スタート
世の中にたくさんの生命保険に関するウェブサイトが
ありますよね。
様々な保険種類の説明があったり
「こんな時に役立ちます」 「こんな心配ありませんか」
みたいな、お悩み相談してくれるサイト
必要補償額の考え方を書いているサイト
見直しのポイントを教えてくれるサイト など
どれも、理路整然と考え方や論理を書いていて
まさに「おっしゃる通り」なものばかりです。
一応私も、そのようなことも書けますが
ほとんどのサイトが、保険を検討している方や
見直そうとしている方が立っている「スタートライン」より
30mくらい先の話をしているように私は感じます。
ですので、今回は、スタートラインの話をしたいと思います。
「生命保険」を「保険料」と「保険金」から見てみよう
加入率が下がってきているとはいえ
日本人の生命保険加入率は非常に高い。
日本の影響ということはないだろうが
アジアの国々は、欧米にくらべ加入率が高いそうだ。
理由は、わからないが、心配性な人が多いのかもしれない。
しかし、日本は新入社員以外の収入は実質減収だからこそ
生命保険のような「高額商品」を買う時には
十分な吟味をしてほしい。
では、どれくらい「高額商品」なのか計算してみよう。
Aさんが「25歳から65歳までの40年間」の間
「月々20000円(40年間平均して)を支払ったら」
一体いくら支払うことになるでしょうか?
20000✖40✖12=9,600,000円
約1000万円のお金を支払うことになります。
かなりの高額商品ですよね。
次に保険金から見てみましょう。
40代で亡くなった方の受取保険金は約3000万と高く
全世代平均では1300万程度となっています。
生命保険は、宝くじではないので、「あたり」や「はずれ」
という概念では考えてはいけませんが
上記のAさんのように、1000万円支払って
その支払った額より少ない死亡保険金を貰った人たちの割合は
「48.4%」(死亡保険金1000万円以下だった人の割合)
((公財)生命保険文化センター「平成30年度年度 生命保険に関する全国実態調査」より出典
約半分の人たちが支払った額より少ない金額を受け取っています。
「これだから、生命保険はいらない」
いえいえ、そんなことありません。
確かに、独身の方なら、最低限の保障(葬式代や死後整理代)で
十分だと思いますし、それに見合う「現金」を持っていれば
死亡保険は必要ありません。
もちろん、多額の財産があり、相続税がかかる人は別です。
しかし、結婚や起業を目指すなら、お金を貯める必要もあるでしょう。
そのために、「今は生命保険にお金は使わない」も
選択肢の1つかもしれませんね。
いずれにしても、今後の人生をどのように送りたいのかを考えて
ライフプランを立てる必要があります。
しかし、40代で配偶者・子供がいるとなると話は全く変わります。
上記に「40代なら3000万位の死亡保険金」と書きましたが
配偶者と子供の年齢にもよりますが
私自身の家庭で考えると、40代の時は、子供が小学生でしたので
「3000万の死亡保険金」なんかじゃ全然足りません。
「配偶者も働けばなんとか」とおっしゃる方もいますが
その考えは「捕らぬ狸の皮算用」ですよ。
働いたとしても、いくら稼げるのかわかりませんから
そんな皮算用を人生設計の中に入れてライフプランを設計するなんて
あり得ない話だと思います。
しかし、高額の死亡保障が必要な年代であったとしても
数億円の現金があれば、やはり「生命保険なんていらない」
という選択肢も選べます。
では、65歳の方だったらどうでしょう。
仕事も退職し、子供も巣立ったとしましょう。
いわゆる「夫婦ふたりの老後生活」です。
一時、国から老後生活には「2000万円が必要」と発表がありましたが
つい最近のテレビでは、1500万だの、0円だのとおっしゃられる
有識者が出ていましたね。
私ならこう答えます。「全く、わかりません」
私の家庭で考えると、というか私の考えや思い、夢を考えると
2000万なんかじゃ全然たりません。
贅沢をしたいわけではありません。
やりたいことがたくさんあるのです。
やはり、ここでも必要なのは「保険は何を選べは?」ではなく
「老後の生活は、どうしたいの?」からスタートした
ライフプランを作ることとなります。
では、「医療保険」はどうでしょう。
ここに関しては、FPや保険募集人の中でも
意見が分かれるところだと思います。
私は「いらない派」です。
でも、自分や家族はみんな、医療保険やガン保険に入っています。
加入している理由は
1. 高額療養費制度を使っても発生してしまう自己負担分
2. 個室が空いてたら、個室に入りたいな~という夢の実現
3. 妻や娘が、大病した場合、出来る限りの治療を受けさせたいから
4. 今のところ、私は借金の保証人ではないから
4に関しては、多くの保険募集人や保険会社の人間はじめ
税理士さんなども、多くの方が間違ってしまう
法律が絡むことなので、今回は割愛します。
1に関しては、国が患者負担分を増やすといってますが
現在、ガン患者さんなどの激しい抗議を受けて
修正中のようです。
普段私は、この「自己負担分と医療保険」の考え方として
こんなことを、お話させていただいてます。
「今、ご家庭の財布(口座)から、10万円を支払ったら
明日から、ご飯が食べれなくなりますか?」
今まで、「はい、食べられません」と答えた方はいません。
上記の、ガンと戦っている方々のように、毎月10万円かかるのなら
話は別ですが、普通の方は入院なんて、
何年、何十年に1度程度だと思います。
その時に、10万円を負担できれば、通常の治療は可能となります。
そう考えると、治療さえできればいいと考えるのなら
医療保険への加入、いや、もっと平たく言います。
「医療保険を買う」という優先順位は低いと言えます。
お金で表すとこうです。
「医療保険の月額保険料が5000円」
5000✖12=60000円
60000✖2年間=120000円
数字だけ見れば、
頑張って「2年に1度」の入院をしてトントン。
確かに病気がいつ発症するかわかりませんが
入院する確率を考えると、保険料を貯金しておけば
通常の治療はもちろん、保険適用外の治療や
差額ベッド代だって、十分支払える可能性は低くないと思います。
医療保険は、必要性や用途によって
保険金額や特約などを選ぶ必要性があります。
ましてや、「買わないで貯金する」という選択肢さえあります。
自分はどうしたいか、家族にはどうしたいのかなど
ライフプランを立ててから、買うものを決めましょう。
さて、そろそろまとめに入ります。
このブログをここまで読んでいただいた方は
もうお気づきになっていますよね。
何度も同じ言葉が出てきていることに。
そう、保険を選んだり検討する前に
「自分はどうしたいのか」
自分がいなくなった後「家族には、どうなってもらいたいのか」
などの「想い」を整理して、その想いを実現するために必要な
「お金の裏付け」をつけていく。
そこで足りない「お金」を生命保険でカバーしていく。
「この保険、今の自分に合っているのかな?」の相談に
保険種類の変更や契約の付け替えで対処するのは間違いです。
「ライフプラン」に生命保険を合わせる。
当たり前のことなんですが、この順番で保険を設計してくれる
保険募集人は非常に少ないのが現実です。
読者の皆さんは是非、「当たり前ができる」保険募集人と
出会ってください。
保険会社や色々な保険の中から選ぶよりも
遥かに高い価値を得ることができますよ。
もし、見つからない時は、当社にご連絡いただけると嬉しいです。
zoom 繋ぎますよ! もちろん無料です。
「ライオンのように、強い女になり番犬として家族を守る」
これが私の夢なんです!
(大丈夫 誰も期待してないから。愛玩犬のままでいいよ)