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成功と失敗は紙一重! 「 成功するための5つのステップ」
2025.05.30
いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にする」
そのために、一生懸命書き続けます。
「なぜあの人は成功するのか?」
「自分はなぜうまくいかなかったのか?」
私たちは日々、成功と失敗という結果に一喜一憂します。
しかし実は、成功者と失敗者の行動や思考には、
意外なほど共通点があるのです。
違いは「どう向き合ったか」「どこまで深く掘り下げたか」
つまり「解釈と活用」の部分にあります。
この記事では、成功と失敗のプロセスに潜む
5つの共通点を取り上げ、
それぞれから学ぶべき教訓と、
すぐに活かせる実践ポイントをご紹介します。
ビジネスでも人生でも、子育てでも、
次の一歩を確かなものにするヒント
としてお役立てください。
1.目標は誰もが立てているはず
成功者も失敗者も、例外なく「目標」を立てています。
ただ、その質には大きな違いがあります。
成功する人の目標は、具体的かつ測定可能です。
たとえば、「半年後に新規顧客を30社獲得する」
「年内に〇〇の資格試験に合格する」など。
一方、失敗に終わるケースでは、
「顧客をもっと増やしたい」
「いつか、〇〇になりたい」など、
曖昧でぼんやりした目標が多く見られます。
では、目標達成に必要な行動指針には
どんなものがあるでしょう。
代表的なものの1つに「SMARTの原則」があります。
SMARTの原則とは、
1981年にジョージ・T・ドランによって提唱され、
効果的な目標設定を助けるために広く使用されています。
Specific(具体的): 目標は明確で具体的であるべき
Measurable(測定可能): 進捗を測定できる基準が必要
Achievable(達成可能): 現実的に達成可能な目標であることが重要
Relevant(関連性): 組織や個人の目標に関連している必要がある
Time-bound(時間制約): 期限を設けることで、
目標達成のための時間的な枠組みを持つことが求められる
上記のように、「より具体的で」「進捗を確認出来て」
「頑張れば手が届く目標で」
「なりたいものや達成したい領域に関係するもので」
「目標を達成するまでの時間や日時を明確に決める」
この5つの要素を決め、毎日、毎週、振り返りをすることにより
目標達成がより確実になると示唆しています。
2.どちらも「計画」を立てている
成功者も失敗者も、
スタート時には何かしらの計画を持っています。
違いは「変化への対応力」です。
成功者は、計画どおりに進まない場面や
想定外の出来事が起きても、
冷静に、また柔軟に軌道修正できる力があるのです。
反対に、失敗者は、計画が狂った時に慌ててしまい、
迷走してしまいます。
先ほどのSMARTの原則に則り振り返ってみると
当然ながら、予定通りに進んでいない場面に出くわします。
その際に、どのように対応していくのか
「もうだめだ」や「うまくいかないな~」ではなく
「この方法や計画がだめなら、こっち」というような
柔軟性が大切なことになります。
よく、「うまくいかないことを前提に」考えることの
重要性が言われています。
否定はしません。事前に「プランBやC」を用意しておく
ことは、とても有益だと思いますし、
可能であれば、事前に準備しておく方がよいでしょう。
しかし、最近は物事の変化の流れが早く
事前の準備だけでは対応できないことも増えてきています。
失敗することを恐れて、足が前に出ないくらいなら
無策は困りますが、
事前準備に時間をかけすぎないことを私はお勧めします。
3.「行動量」だけでは差がつかない
成功も失敗も、「とにかくやってみる」ことで始まります。
しかし、行動量だけに頼ると、
結果がついてこないこともあります。
確かに成功者は、たくさんの行動を起こしています。
裏を返せば、それだけ「失敗」もしていると言えます。
では、成功者と失敗者の行動の違いは
どこにあるのでしょう。
私は「行動の質」に違いがあると考えています。
「行動の質」とは、「無駄な動きをしない」
「無駄な時間を過ごさない」ということです。
上手くいかなっかった時に、その原因を探し
的確に対処することにより
「目的に直結した行動」を選択できるようになります。
時間をかけるだけでなく、
成果につながる行動の「質」を意識しているのです。
「忙しい=成果」ではないということです。
行動の質を上げ、無駄な動きや時間を減らし、
より成果の出る取り組みに集中しましょう。
4.フィードバックの活かし方
誰でも人からの意見や評価を受けます。
それを「どう受け取るか」で、大きな差が出ます。
成功者は、批判や指摘を「成長の糧」として取り入れます。
自分のやり方を冷静に見直し、
柔軟に変えていく力があります。
一方で、失敗者は批判を「否定」と捉え、
防御的になりやすい傾向があります。
これが学びを止め、行動を阻害し
ひいては、自己肯定感すら低めてしまいます。
他人からのフィードバックは、
事実として受け取ることが大切です。
「真実」ではなく「事実」「現実」と受け取るのです。
人から何か言われると
「なんだよ」「チェッ」「うるさいな」など
つい、感情が先に出てしまう。
気持ちはわかりますし、
私も、そうなることはありますが
そのように受け取ってしまうと
せっかくのフィードバックを活かすことができず
本質的な学びが遠のいてしまいます。
「なぜそう言われたのか?」と
一歩引いて考える習慣が、あなたを成長させてくれます。
5.挑戦しているかどうか
挑戦することは、とても大切ですし
私は「挑戦者」が大好きです。
可能な限り、そういった人たちに囲まれて
これからも歩んでいきたいと思っています。
だからこそ、失敗してしまい
次の一歩が踏み出せない方に伝えたい言葉が
「成功者も失敗者も同じ“挑戦者”である」なのです。
挑戦したからこそ、結果としてうまくいかなかっただけです。
ビジネスの場面でも、子育ての場面でも成否を分けるのは、
「失敗を恐れずに続けられる環境づくり」が
できているかどうかだと思います。
基本的に、挑戦する価値があるものならば、
何度でもトライ&エラーを繰り返し
「〇〇までに、成功させる」と決め行動を起こす。
このような決断をさせる空気が職場や家庭にあることが
とても大切です。
もちろん「人・物・金」の関係により
いつまでも無限に挑戦させるわけにはいきませんが
「挑戦しようとする芽」を潰してしまうのは避けましょう。
まとめ 結果より「向き合い方」が分けるもの
成功と失敗は、たまたま結果が違っただけで、
その過程には多くの共通点があります。
大事なのは、その共通点をどう次に活かすかです。
もし今、うまくいっていないことがあったとしても、
それは「失敗」ではなく「途中経過」にすぎません。
成功も失敗も、次の行動のためのデータ(事実)として受け止め、
そこから何を学び、どう動くか。
それこそが、最も重要な分岐点になります。
今日から、成功と失敗を「別物」として見るのではなく、
「どちらも成長の材料」
として捉える視点を持ってみてください。
そのうえで、周りの人たちは
挑戦者の背中をそっと「応援し」
挑戦した過程を「褒めてあげて」
成功したら「一緒に喜ぶ」
「成功」という結果を一緒に喜び
挑戦の過程を褒める。
つまりは「挑戦者全員」が褒める対象なのです。
褒められるの「大好き」です
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言葉の力で組織を鼓舞する──再挑戦・視点変換・挑戦文化の育み方
2025.05.23
いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にする」
そのために、一生懸命書き続けます。
ビジネスでは、誰もが何度も壁にぶつかります。
「もうダメかもしれない」と思う瞬間を乗り越える時に、
ポジティブな「言葉の力」が役に立ちます。
今回は、世界的な偉人たちの言葉から、
仕事に活かせる3つの名言と
その具体的な使い方を紹介します。
────────────────────────
1.トーマス・エジソン
「私たちの最大の弱点はあきらめることにある。
成功するための最も確実な方法は、
常にもう一度だけ試してみることだ」
発明王として知られるエジソンのこの言葉は、
諦めずに挑戦することの大切さを教えてくれます。
「プレゼンテーションがうまくいかなかった」
「重要な契約を逃してしまった」
そんな時こそ、この言葉を思い出してみてください。
「もう一度だけやってみよう」という小さな一歩が、
大きな成果につながる可能性を秘めています。
チーム全体を鼓舞したい時にも有効です。
社長や上司が部下に対して
「諦めるな」と叱咤激励するよりも、
「もう一度、挑戦してみよう」
と優しく声を掛けることで、
前向きな行動を促せるでしょう。
この「諦めるな」と「もう一度だけ」
という言葉遣いは、何も「きれいごと」を
言っているのではありません。
脳科学的にも心理学的にも言われていることなのです。
「諦めるな」は「諦め」+「てはいけない」と
分解できます。そうすると人間の脳は
「諦め」という言葉に反応し
「諦め」をイメージしてしまうそうです。
つまり「もうダメだ」と考えがちになるのです。
また、冷静に考えるとわかることなのですが
うまくいかなかった際に
次に起こしてもらいたい行動は
「再チャレンジ」ではないですか?
もし、言葉を投げかける相手が
自分の子供だったら、家族だったら
間違いなく「再チャレンジしてほしい」
となるはずです。
となると、かける言葉は「やってほしいこと」
すなわち「もう一度、挑戦してみよう」と
なるはずです。
「もうダメだ」ではなく「もう一度」
このわずかな言い換えが、
組織の再挑戦意欲を大きく左右します。
────────────────────────
2.フェデリコ・フェリーニ
「もう終わりだと思うのも、
さあ始まりだと思うのも、どちらも自分だ」
イタリアを代表する映画監督
フェリーニの言葉です。
プロジェクトの頓挫、部署の閉鎖など、
一見「終わり」と思える状況でも、
新たなスタート地点になり得ます。
重要なのは「それをどう捉えるか」
というあなたの視点です。
変化の激しい現代社会において、
この「終わりを始まりに変える」柔軟な思考は、
企業の成長を大きく左右するでしょう。
過去の失敗を糧に、
新たな挑戦へと踏み出す勇気を与えてくれる言葉です。
この言葉の使い方は
「自分に話しかける」です。
ネガティブになりそうな自分を
ポジティブなポジションに持っていく。
そのような場面の際に使ってみましょう。
これを「セルフペップトーク」と言います。
一言で言えば、「自分を励ます」行動です。
私たちは、全く意識していませんが
人は毎日、自分と3千~4千回も会話や問いかけを
しているのそうです。
さすがに、「息をしよう」「心臓を動かそう」は
問いかけることはないですが
「腹が減った」⇒「飯を食おう」
「何を食べるか」⇒「ラーメンにしよう」
「どこの店に行く」⇒「あそこの店にしよう」
この後も、「どうやって行く」「時間は何時に」
「味は何にする」などなど
全て自分で自分に問いかけ、出した答えにのっとり
行動をしています。
だからこそ、自分に投げかける言葉こそ
良質で前向きな言葉を使うべきなのです。
そのようにして、常に前向きで、
バイタリティーあふれる生活を送っていると
幸運やチャンスが、向こうから寄ってくるものなのです。
「終わり」という事実を「新たな挑戦への始まり」
と位置付けることがビジネスの場でも大切になります。
────────────────────────
3.カール・ルイス
「失敗したことのない人間は成功することもない。
たゆまざる挑戦が成功につながるからだ」
陸上競技界のレジェンド
カール・ルイスの言葉は、
失敗を恐れないことの大切さを伝えています。
特に若手社員の育成や新人研修の際に、
この言葉を共有することで、
失敗を前向きに捉える組織文化を築くことができます。
「チャレンジした結果の失敗は評価される」
という雰囲気を作ることで、
社員一人ひとりの成長を促し、
ひいてはチーム全体の能力向上につながります。
失敗を許容する心理的安全性が確保された職場は、
高いパフォーマンスを生み出す土壌となるのです。
私は、今でも鮮明に覚えている。
サッカー女子ワールドカップ決勝の対アメリカ戦
PK戦で、優勝を決めるゴールを決めたのが
今や日本代表のキャプテンであり精神的支柱である
札幌出身の熊谷選手。道民として誇らしい!
あの当時は、まだチーム最年少くらいのはずでしたが
見事に優勝のPKを決めてみせました。
実は私は、「PK」には、とても苦い思い出があります。
同列に並べるわけではありませんが
その当時のコーチに投げかけられた言葉を紹介します。
日本代表監督の言葉同様、「言葉の持つ力」を感じてください。
私も10歳の時から23歳までサッカーをやってきて
「これを決めなければ、負け」という場面のPKキッカー
という経験がある。見事に相手キーパーにセーブされ敗退。
優勝を逃して、上のステージに行けなかった。
今でも、はっきり覚えていますし、
「なぜあの時、自分の一番得意なキックで
得意なコースに蹴らなかったのか?」と
後悔というよりも、「トラウマ」のように
心に刺さっています。
中学生だった私は「もうサッカーなんてやらない」と
声を出して泣きました。
そんな私にコーチが
「そうだよな。悔しいよな。
ならば、その悔しさを晴らすには
どうしたらいいだろう?」
「そうだ、サッカーを続けるんだ。
高校で、その悔しさは晴らすんだ」
そう言われたことを今でも覚えています。
一方、ワールドカップのあのPK戦
日本の佐々木監督は全員で円陣を組み
こう言ったそうです。
「思いっきり楽しんで来い」
選手は、監督の言葉通り自分の持てる力を全て発揮し
とんでもないプレッシャーさえ乗り越え勝利しました。
一方、アメリカの監督はなんと言ったでしょう?
確証はありませんが、広く伝えられている話によると
当時、何年も負けなしで断トツの「世界トップ」
であったアメリカチームだからこそでしょうか
「私たちは、勝てねばならない」と言ったそうです。
「楽しんで来い」vs 「勝たねばならない」
どちらの方が、普段の力が出せるでしょうか?
どちらの方が、目標に向かい挑戦できるでしょうか?
答えは、わかりますよね。
言葉自体は、軽い感じですし
あの場にふさわしい言葉とは感じられない
かもしれませんが
圧倒的に「言葉の持つ力」が違いますよね。
緊張して体が硬くならないはずはありません。
ビジネスの場でもそんな場面
いくらでもあるはずです。
そんな場面に遭遇している相手に
「緊張するな」は逆効果なのです。
悔しくて泣きじゃくっている私に
「なんだ、このくらいのことでやめるなんて」は
前に進む気にはなれない私には
なんの励ましや後押しにはならないのです。
①「悔しい」という事実を受容し
②「悔しい気持ちを晴らす」つまりプラス方向に
もっていくための言葉に変換し
③「自分の力で悔しさを晴らしてほしい」
優しく促し、顔を上げらせ
④「サッカーを続けるんだ。
お前なら、その悔しさを晴らせる!」
と背中を押す
子供を持つ親や
社員や部下をもつ立場の人
そして、どちらにも該当する私も含めて
今一度、自分の言動を振り返ってみてほしいと思います。
新人研修の場や子育ての場で
「失敗はチャレンジの証」と明言し
挑戦しないことこそリスクだと理解させる
経営層や親が、自らの失敗談とともにこの名言を語り、
心理的安全性の風土を醸成する。
失敗を咎める文化では、
イノベーションや前進する力は生まれません。
ルイスの言葉は、挑戦を賞賛する組織文化の礎となります。
まとめ:名言を「行動トリガー」に変える
名言は「読むだけ」で終わらせてはもったいないと思います。
●モチベーションが下がったとき
●部下が落ち込んでいるとき
●判断に迷いが生じ、前に進めないとき
そんな瞬間に引き出しから取り出し、
「具体的な次の一歩」と結びつけてこそ威力を発揮します。
エジソンで「再挑戦」を促し
フェリーニで「視点転換」を行い
ルイスで「挑戦肯定」の文化を育む
これら3つの名言を、
あなた自身とチームの行動指針として使いこなし、
壁を乗り越え続けるビジネス人生を歩んでいきましょう。
「できる できる 君ならできる!」
2025.05.30

いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にする」
そのために、一生懸命書き続けます。
「なぜあの人は成功するのか?」
「自分はなぜうまくいかなかったのか?」
私たちは日々、成功と失敗という結果に一喜一憂します。
しかし実は、成功者と失敗者の行動や思考には、
意外なほど共通点があるのです。
違いは「どう向き合ったか」「どこまで深く掘り下げたか」
つまり「解釈と活用」の部分にあります。
この記事では、成功と失敗のプロセスに潜む
5つの共通点を取り上げ、
それぞれから学ぶべき教訓と、
すぐに活かせる実践ポイントをご紹介します。
ビジネスでも人生でも、子育てでも、
次の一歩を確かなものにするヒント
としてお役立てください。
1.目標は誰もが立てているはず
成功者も失敗者も、例外なく「目標」を立てています。
ただ、その質には大きな違いがあります。
成功する人の目標は、具体的かつ測定可能です。
たとえば、「半年後に新規顧客を30社獲得する」
「年内に〇〇の資格試験に合格する」など。
一方、失敗に終わるケースでは、
「顧客をもっと増やしたい」
「いつか、〇〇になりたい」など、
曖昧でぼんやりした目標が多く見られます。
では、目標達成に必要な行動指針には
どんなものがあるでしょう。
代表的なものの1つに「SMARTの原則」があります。
SMARTの原則とは、
1981年にジョージ・T・ドランによって提唱され、
効果的な目標設定を助けるために広く使用されています。
Specific(具体的): 目標は明確で具体的であるべき
Measurable(測定可能): 進捗を測定できる基準が必要
Achievable(達成可能): 現実的に達成可能な目標であることが重要
Relevant(関連性): 組織や個人の目標に関連している必要がある
Time-bound(時間制約): 期限を設けることで、
目標達成のための時間的な枠組みを持つことが求められる
上記のように、「より具体的で」「進捗を確認出来て」
「頑張れば手が届く目標で」
「なりたいものや達成したい領域に関係するもので」
「目標を達成するまでの時間や日時を明確に決める」
この5つの要素を決め、毎日、毎週、振り返りをすることにより
目標達成がより確実になると示唆しています。
2.どちらも「計画」を立てている
成功者も失敗者も、
スタート時には何かしらの計画を持っています。
違いは「変化への対応力」です。
成功者は、計画どおりに進まない場面や
想定外の出来事が起きても、
冷静に、また柔軟に軌道修正できる力があるのです。
反対に、失敗者は、計画が狂った時に慌ててしまい、
迷走してしまいます。
先ほどのSMARTの原則に則り振り返ってみると
当然ながら、予定通りに進んでいない場面に出くわします。
その際に、どのように対応していくのか
「もうだめだ」や「うまくいかないな~」ではなく
「この方法や計画がだめなら、こっち」というような
柔軟性が大切なことになります。
よく、「うまくいかないことを前提に」考えることの
重要性が言われています。
否定はしません。事前に「プランBやC」を用意しておく
ことは、とても有益だと思いますし、
可能であれば、事前に準備しておく方がよいでしょう。
しかし、最近は物事の変化の流れが早く
事前の準備だけでは対応できないことも増えてきています。
失敗することを恐れて、足が前に出ないくらいなら
無策は困りますが、
事前準備に時間をかけすぎないことを私はお勧めします。
3.「行動量」だけでは差がつかない
成功も失敗も、「とにかくやってみる」ことで始まります。
しかし、行動量だけに頼ると、
結果がついてこないこともあります。
確かに成功者は、たくさんの行動を起こしています。
裏を返せば、それだけ「失敗」もしていると言えます。
では、成功者と失敗者の行動の違いは
どこにあるのでしょう。
私は「行動の質」に違いがあると考えています。
「行動の質」とは、「無駄な動きをしない」
「無駄な時間を過ごさない」ということです。
上手くいかなっかった時に、その原因を探し
的確に対処することにより
「目的に直結した行動」を選択できるようになります。
時間をかけるだけでなく、
成果につながる行動の「質」を意識しているのです。
「忙しい=成果」ではないということです。
行動の質を上げ、無駄な動きや時間を減らし、
より成果の出る取り組みに集中しましょう。
4.フィードバックの活かし方
誰でも人からの意見や評価を受けます。
それを「どう受け取るか」で、大きな差が出ます。
成功者は、批判や指摘を「成長の糧」として取り入れます。
自分のやり方を冷静に見直し、
柔軟に変えていく力があります。
一方で、失敗者は批判を「否定」と捉え、
防御的になりやすい傾向があります。
これが学びを止め、行動を阻害し
ひいては、自己肯定感すら低めてしまいます。
他人からのフィードバックは、
事実として受け取ることが大切です。
「真実」ではなく「事実」「現実」と受け取るのです。
人から何か言われると
「なんだよ」「チェッ」「うるさいな」など
つい、感情が先に出てしまう。
気持ちはわかりますし、
私も、そうなることはありますが
そのように受け取ってしまうと
せっかくのフィードバックを活かすことができず
本質的な学びが遠のいてしまいます。
「なぜそう言われたのか?」と
一歩引いて考える習慣が、あなたを成長させてくれます。
5.挑戦しているかどうか
挑戦することは、とても大切ですし
私は「挑戦者」が大好きです。
可能な限り、そういった人たちに囲まれて
これからも歩んでいきたいと思っています。
だからこそ、失敗してしまい
次の一歩が踏み出せない方に伝えたい言葉が
「成功者も失敗者も同じ“挑戦者”である」なのです。
挑戦したからこそ、結果としてうまくいかなかっただけです。
ビジネスの場面でも、子育ての場面でも成否を分けるのは、
「失敗を恐れずに続けられる環境づくり」が
できているかどうかだと思います。
基本的に、挑戦する価値があるものならば、
何度でもトライ&エラーを繰り返し
「〇〇までに、成功させる」と決め行動を起こす。
このような決断をさせる空気が職場や家庭にあることが
とても大切です。
もちろん「人・物・金」の関係により
いつまでも無限に挑戦させるわけにはいきませんが
「挑戦しようとする芽」を潰してしまうのは避けましょう。
まとめ 結果より「向き合い方」が分けるもの
成功と失敗は、たまたま結果が違っただけで、
その過程には多くの共通点があります。
大事なのは、その共通点をどう次に活かすかです。
もし今、うまくいっていないことがあったとしても、
それは「失敗」ではなく「途中経過」にすぎません。
成功も失敗も、次の行動のためのデータ(事実)として受け止め、
そこから何を学び、どう動くか。
それこそが、最も重要な分岐点になります。
今日から、成功と失敗を「別物」として見るのではなく、
「どちらも成長の材料」
として捉える視点を持ってみてください。
そのうえで、周りの人たちは
挑戦者の背中をそっと「応援し」
挑戦した過程を「褒めてあげて」
成功したら「一緒に喜ぶ」
「成功」という結果を一緒に喜び
挑戦の過程を褒める。
つまりは「挑戦者全員」が褒める対象なのです。
褒められるの「大好き」です
2025.05.23

いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にする」
そのために、一生懸命書き続けます。
ビジネスでは、誰もが何度も壁にぶつかります。
「もうダメかもしれない」と思う瞬間を乗り越える時に、
ポジティブな「言葉の力」が役に立ちます。
今回は、世界的な偉人たちの言葉から、
仕事に活かせる3つの名言と
その具体的な使い方を紹介します。
────────────────────────
1.トーマス・エジソン
「私たちの最大の弱点はあきらめることにある。
成功するための最も確実な方法は、
常にもう一度だけ試してみることだ」
発明王として知られるエジソンのこの言葉は、
諦めずに挑戦することの大切さを教えてくれます。
「プレゼンテーションがうまくいかなかった」
「重要な契約を逃してしまった」
そんな時こそ、この言葉を思い出してみてください。
「もう一度だけやってみよう」という小さな一歩が、
大きな成果につながる可能性を秘めています。
チーム全体を鼓舞したい時にも有効です。
社長や上司が部下に対して
「諦めるな」と叱咤激励するよりも、
「もう一度、挑戦してみよう」
と優しく声を掛けることで、
前向きな行動を促せるでしょう。
この「諦めるな」と「もう一度だけ」
という言葉遣いは、何も「きれいごと」を
言っているのではありません。
脳科学的にも心理学的にも言われていることなのです。
「諦めるな」は「諦め」+「てはいけない」と
分解できます。そうすると人間の脳は
「諦め」という言葉に反応し
「諦め」をイメージしてしまうそうです。
つまり「もうダメだ」と考えがちになるのです。
また、冷静に考えるとわかることなのですが
うまくいかなかった際に
次に起こしてもらいたい行動は
「再チャレンジ」ではないですか?
もし、言葉を投げかける相手が
自分の子供だったら、家族だったら
間違いなく「再チャレンジしてほしい」
となるはずです。
となると、かける言葉は「やってほしいこと」
すなわち「もう一度、挑戦してみよう」と
なるはずです。
「もうダメだ」ではなく「もう一度」
このわずかな言い換えが、
組織の再挑戦意欲を大きく左右します。
────────────────────────
2.フェデリコ・フェリーニ
「もう終わりだと思うのも、
さあ始まりだと思うのも、どちらも自分だ」
イタリアを代表する映画監督
フェリーニの言葉です。
プロジェクトの頓挫、部署の閉鎖など、
一見「終わり」と思える状況でも、
新たなスタート地点になり得ます。
重要なのは「それをどう捉えるか」
というあなたの視点です。
変化の激しい現代社会において、
この「終わりを始まりに変える」柔軟な思考は、
企業の成長を大きく左右するでしょう。
過去の失敗を糧に、
新たな挑戦へと踏み出す勇気を与えてくれる言葉です。
この言葉の使い方は
「自分に話しかける」です。
ネガティブになりそうな自分を
ポジティブなポジションに持っていく。
そのような場面の際に使ってみましょう。
これを「セルフペップトーク」と言います。
一言で言えば、「自分を励ます」行動です。
私たちは、全く意識していませんが
人は毎日、自分と3千~4千回も会話や問いかけを
しているのそうです。
さすがに、「息をしよう」「心臓を動かそう」は
問いかけることはないですが
「腹が減った」⇒「飯を食おう」
「何を食べるか」⇒「ラーメンにしよう」
「どこの店に行く」⇒「あそこの店にしよう」
この後も、「どうやって行く」「時間は何時に」
「味は何にする」などなど
全て自分で自分に問いかけ、出した答えにのっとり
行動をしています。
だからこそ、自分に投げかける言葉こそ
良質で前向きな言葉を使うべきなのです。
そのようにして、常に前向きで、
バイタリティーあふれる生活を送っていると
幸運やチャンスが、向こうから寄ってくるものなのです。
「終わり」という事実を「新たな挑戦への始まり」
と位置付けることがビジネスの場でも大切になります。
────────────────────────
3.カール・ルイス
「失敗したことのない人間は成功することもない。
たゆまざる挑戦が成功につながるからだ」
陸上競技界のレジェンド
カール・ルイスの言葉は、
失敗を恐れないことの大切さを伝えています。
特に若手社員の育成や新人研修の際に、
この言葉を共有することで、
失敗を前向きに捉える組織文化を築くことができます。
「チャレンジした結果の失敗は評価される」
という雰囲気を作ることで、
社員一人ひとりの成長を促し、
ひいてはチーム全体の能力向上につながります。
失敗を許容する心理的安全性が確保された職場は、
高いパフォーマンスを生み出す土壌となるのです。
私は、今でも鮮明に覚えている。
サッカー女子ワールドカップ決勝の対アメリカ戦
PK戦で、優勝を決めるゴールを決めたのが
今や日本代表のキャプテンであり精神的支柱である
札幌出身の熊谷選手。道民として誇らしい!
あの当時は、まだチーム最年少くらいのはずでしたが
見事に優勝のPKを決めてみせました。
実は私は、「PK」には、とても苦い思い出があります。
同列に並べるわけではありませんが
その当時のコーチに投げかけられた言葉を紹介します。
日本代表監督の言葉同様、「言葉の持つ力」を感じてください。
私も10歳の時から23歳までサッカーをやってきて
「これを決めなければ、負け」という場面のPKキッカー
という経験がある。見事に相手キーパーにセーブされ敗退。
優勝を逃して、上のステージに行けなかった。
今でも、はっきり覚えていますし、
「なぜあの時、自分の一番得意なキックで
得意なコースに蹴らなかったのか?」と
後悔というよりも、「トラウマ」のように
心に刺さっています。
中学生だった私は「もうサッカーなんてやらない」と
声を出して泣きました。
そんな私にコーチが
「そうだよな。悔しいよな。
ならば、その悔しさを晴らすには
どうしたらいいだろう?」
「そうだ、サッカーを続けるんだ。
高校で、その悔しさは晴らすんだ」
そう言われたことを今でも覚えています。
一方、ワールドカップのあのPK戦
日本の佐々木監督は全員で円陣を組み
こう言ったそうです。
「思いっきり楽しんで来い」
選手は、監督の言葉通り自分の持てる力を全て発揮し
とんでもないプレッシャーさえ乗り越え勝利しました。
一方、アメリカの監督はなんと言ったでしょう?
確証はありませんが、広く伝えられている話によると
当時、何年も負けなしで断トツの「世界トップ」
であったアメリカチームだからこそでしょうか
「私たちは、勝てねばならない」と言ったそうです。
「楽しんで来い」vs 「勝たねばならない」
どちらの方が、普段の力が出せるでしょうか?
どちらの方が、目標に向かい挑戦できるでしょうか?
答えは、わかりますよね。
言葉自体は、軽い感じですし
あの場にふさわしい言葉とは感じられない
かもしれませんが
圧倒的に「言葉の持つ力」が違いますよね。
緊張して体が硬くならないはずはありません。
ビジネスの場でもそんな場面
いくらでもあるはずです。
そんな場面に遭遇している相手に
「緊張するな」は逆効果なのです。
悔しくて泣きじゃくっている私に
「なんだ、このくらいのことでやめるなんて」は
前に進む気にはなれない私には
なんの励ましや後押しにはならないのです。
①「悔しい」という事実を受容し
②「悔しい気持ちを晴らす」つまりプラス方向に
もっていくための言葉に変換し
③「自分の力で悔しさを晴らしてほしい」
優しく促し、顔を上げらせ
④「サッカーを続けるんだ。
お前なら、その悔しさを晴らせる!」
と背中を押す
子供を持つ親や
社員や部下をもつ立場の人
そして、どちらにも該当する私も含めて
今一度、自分の言動を振り返ってみてほしいと思います。
新人研修の場や子育ての場で
「失敗はチャレンジの証」と明言し
挑戦しないことこそリスクだと理解させる
経営層や親が、自らの失敗談とともにこの名言を語り、
心理的安全性の風土を醸成する。
失敗を咎める文化では、
イノベーションや前進する力は生まれません。
ルイスの言葉は、挑戦を賞賛する組織文化の礎となります。
まとめ:名言を「行動トリガー」に変える
名言は「読むだけ」で終わらせてはもったいないと思います。
●モチベーションが下がったとき
●部下が落ち込んでいるとき
●判断に迷いが生じ、前に進めないとき
そんな瞬間に引き出しから取り出し、
「具体的な次の一歩」と結びつけてこそ威力を発揮します。
エジソンで「再挑戦」を促し
フェリーニで「視点転換」を行い
ルイスで「挑戦肯定」の文化を育む
これら3つの名言を、
あなた自身とチームの行動指針として使いこなし、
壁を乗り越え続けるビジネス人生を歩んでいきましょう。
「できる できる 君ならできる!」