#銀行融資 に関連するブログ
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銀行からの評価を高める『経営計画書』の作り方 ─ 信頼を勝ち取るための実践ポイント
2025.06.27
数あるブログの中から、私のブログへの訪問、有難うございます。
函館はもちろん、「日本中の中小企業を元気にする」
そのために、一生懸命書き続けます。
銀行から「経営計画書の提出をお願いします」
と言われた経験はありませんか?
これは決して珍しいことではなく、
多くの中小企業が融資を受ける際に求められる必須の書類です。
何を隠そう、当社も現在、銀行からの融資を
検討していて、銀行提出用の事業計画書や
資金繰り表の作成をしている最中なのです。
銀行は単に数字を見たいわけではなく、
あなたの会社が今後どう成長していくのか、
その計画の現実性や将来性を確認したいのです。
しかし、実際には多くの中小企業が
経営計画書を作成していないようです。
参考 2 経営計画の策定状況等について
出典元 中小企業庁
裏を返せば、経営計画書をきちんと作成して
銀行に提出するだけで、あなたの会社は銀行から
一歩抜きん出た信頼を得られるチャンスとなるのです。
(実は当社は銀行から、事業計画書や資金繰り表を
求められていません。だからこそあえて提出するのです。
これも、銀行取引を上手く進める手段の1つです。)
経営計画書は「作るだけ」で銀行評価は上がる
自ら作成した経営計画書や資金繰り表を
融資の提案を受ける際に、決算書などと一緒に
相手が求める前に提出しましょう。
融資の審査はスムーズに進み、
条件も良好なものに近づくはずです。
銀行員さんの、反応をみるとわかります。
多くの場合、驚かれます。
経営者自身が自分のビジョンと数字を整理していることが伝わると、
銀行は「この会社は未来に向けて計画的に経営している」
と判断するのです。
「立派なものや見栄えのいいもの」である必要はありません。
ただし、経営計画書は「質」が重要
とはいえ、ただ闇雲に計画書を作って
提出すれば良いわけではありません。
非現実的な計画書は逆効果になることもあります。
よくある失敗例として、
売上も利益も順調に伸びていく
「右肩上がりになる計画」があります。
今現在、もしくは、ここ数年間の売上や利益が
横ばいか下降傾向なのに、
今年度以降は、順調に成長していく計画は
銀行だけでなく誰が見ても
「信じられない」「ありえないな~」と思われてしまいます。
このような計画は、
かえって無計画だと思われてしまい、
銀行からの信頼を損ねてしまうのです。
いくら未来の計画とはいえ、
「未来は現在の延長線上」にしか存在しません。
確かに、売上や利益が右肩下がりの計画書は
提出しづらいと思いますが、
銀行がチェックしているのは「返済能力」ですから
「現在より1割、売上や利益が落ち込んでも返済可能」
であることを示した方が信頼が得られやすいでしょう。
銀行に信頼される経営計画書のポイント
では、銀行にとって信頼できる経営計画書とはどのようなものでしょうか?
現実的な数字に基づいていること
過去の実績や市場の動向、
具体的な営業戦略などを踏まえ、
実現可能な計画を立てることが大切です。
根拠のある計画は銀行に安心感を与えます。
数字の根拠が説明できること
ただ数字を並べるだけではなく、
「なぜこの数字が出せるのか?」を
説明できる内容にすること。
ここで大切なことは、とにかく
「自分の口で」「経営者自身が」話すことです。
「会計事務所に作ってもらった」
「経理の人に作ってもらった」
このような計画がいけないと
言っているのではありません。
誰かに作ってもらった計画であっても
そこに経営者の「想い」や「熱意」がこもっていて
「語る」ことができるようにすることが大切なのです。
無理のない利益計画
「売上増加」=「利益の増加」
となる時代は、遠い昔の話だと考えましょう。
昨今は、原材料、人件費等の値上がりが激しく
恐らく、銀行交渉よりも頭を悩ます
「値上げ交渉」ができなければ
売上が上がったとしても利益が必ず出る時代ではないはずです。
過度に楽観的な利益計画は「夢物語」と受け取られます。
経営計画書を自分で作り、銀行に提出しよう
経営計画書は自分で作成し、
自分の言葉で銀行に説明することが最も効果的です。
「銀行から言われて仕方なく作る」のではなく、
計画を通じて自社の未来を明確に描くことが重要です。
経営計画書があると、銀行との信頼関係が深まるだけでなく、
経営者自身も経営の舵取りに自信を持てるようになります。
経営者の皆さまが、しっかりとした計画で
銀行と良好な関係を築き、
事業の安定と発展を実現されることを心より願っています。
私も、頑張って作ります!
「雨は、大嫌いです!でも頑張ってウ〇チしてきます!」
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【決算期前に考える】銀行からお金を借りるべき5つの理由。自己資金を減らさない経営術を解説!
2025.02.19
いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にしたい」
そのために、一生懸命書き続けます。
本日は、「お金を借りる?借りない?」のお話。
そろそろ決算期を迎え、来期の計画を立てている会社もあると思います。
その際に「新規事業を立ち上げる」や「設備投資をする」など
大きな投資を必要とする計画があった場合
「銀行融資」か「自己資金」かで迷った際に
どちらを選択するかですが、みなさんならどちらにしますか?
「自己資金で払えないこともないけれど・・・」
そう思った社長さん、ちょっと待ってください!
私は、事業規模に関わらず、「銀行融資」の活用をお勧めします。
なぜなら、「自己資金はあなたの会社の生命線」ともいえるものだからです。
1. 何故なぜ自己資金を減らさない方がいいのか?
自己資金は、予想外のピンチを乗り越えるための「最後の砦」です。
ビジネスの世界は、何が起こるかわかりません。
・ 景気の変動
・ 顧客のトレンド(売れ筋)の変化
・ 自然災害や予期せぬ事故 など
このような事態は、突然やってきます。
そうなった時に頼りになるのは、銀行からの融資ではなく、
「自己資金」つまりは、手持ちの自由になるお金なのです。
もし、上記の3つのようなことが起き
会社の資金繰りや売上が傾き始めたのなら
残念ながら、銀行は、一般的に融資を渋る傾向があります。
でもこれ、仕方がないことですよね。
貸したお金を返してもらえないかもしれない会社にお金は貸せません。
貸したお金を返してもらえるかどうかわからない友達に
お金は貸せないのと同じです。
「うちは、いつでもお金を貸すと言ってもらえている」
「メインバンクとは、もう長い付き合いだから大丈夫」
もしかして、「片思い」なんてことありませんか?
「晴れた日に傘を貸し、雨が降ったら取り上げる」
以前もブログで取り上げました。
https://sato-insurance.jp/blog/82/
2. 一瞬のチャンスを逃さない
ビジネスチャンスは、いつ、どこで訪れるかわかりません。
・ 画期的な新技術との出会い
・ 魅力的なM&Aの話
・ 是非ともほしい「人財」との出会い など
こんな時に、現金があるかどうかで、
チャンスを掴めるかどうかの確率は変わります。
自己資金がなければ、準備に時間を要する銀行融資に頼らざるを得ません。
せっかくのチャンスも、ライバルに先を越されてしまうかもしれません。
3. 精神的な余裕を生み出す「枕を高くして眠る」
自己資金が十分にある状態は、経営者に精神的な余裕を与えてくれます。
心に余裕があると、冷静で的確な判断ができますし、
新しいことにも積極的にチャレンジできます。
なにより、お客様のことを考え、提供する商品やサービスを充実させる
など、様々な「前向きな施策」を考え、実行してみることができます。
反対に、自己資金が減ってしまうと、
精神的に不安定になり、焦って間違った決断をしてしまう可能性も出てきます。
明日の資金繰りをいつも考えなければならない状態で
いい仕事はできませんよね。
4. 投資は「借入」を検討しよう!
「借金は怖い…」そう思っていませんか?
確かに、むやみに借金をするのは危険です。
しかし、上がったとはいえ低金利時代の今、
うまく活用すれば、事業を大きく成長させるための強力な武器になります。
聞いたことあると思います。
「レバレッジを効かす」てやつです。
同じ事業に、「手持ちの1000万円」を投資するのと
「借入の3000万円」を投資するのでは
どちらの方が、打てる手が増え、成功に近いと考えますか?
どちらの方が、利益が多くなりそうですか?
また、仮に手元資金が総額3000万円あったとして
銀行融資で3000万円調達したとしたのなら
実質借入金は「0円」です。
言い方を変えれば、失敗したとしても会社が「即倒産」とはなりません。
しかし、手元資金の全額をつぎ込んで、残念ながら失敗したのなら
会社は非常に危険な状態となります。
「利息がかかるじゃないか」
確かにかかります。
しかし、利息は経費ですから節税効果があります。
つまりは、法人税分は実質負担金利が0円となります。
税率が30%としたら「金利3割引き」ということです。
5. 自己資金は「会社経営」の要
「攻撃は最大の防御」という言葉がありますが、
経営においては「守りを固めること」は、非常に大切です。
自己資金は、まさに会社経営の要となるものです。
自己資金を減らさずに事業を拡大する方法を常に意識し、
ビジネスを安定成長に導きましょう!
枕はないけど「ぐっすり」
2025.06.27

数あるブログの中から、私のブログへの訪問、有難うございます。
函館はもちろん、「日本中の中小企業を元気にする」
そのために、一生懸命書き続けます。
銀行から「経営計画書の提出をお願いします」
と言われた経験はありませんか?
これは決して珍しいことではなく、
多くの中小企業が融資を受ける際に求められる必須の書類です。
何を隠そう、当社も現在、銀行からの融資を
検討していて、銀行提出用の事業計画書や
資金繰り表の作成をしている最中なのです。
銀行は単に数字を見たいわけではなく、
あなたの会社が今後どう成長していくのか、
その計画の現実性や将来性を確認したいのです。
しかし、実際には多くの中小企業が
経営計画書を作成していないようです。
参考 2 経営計画の策定状況等について
出典元 中小企業庁
裏を返せば、経営計画書をきちんと作成して
銀行に提出するだけで、あなたの会社は銀行から
一歩抜きん出た信頼を得られるチャンスとなるのです。
(実は当社は銀行から、事業計画書や資金繰り表を
求められていません。だからこそあえて提出するのです。
これも、銀行取引を上手く進める手段の1つです。)
経営計画書は「作るだけ」で銀行評価は上がる
自ら作成した経営計画書や資金繰り表を
融資の提案を受ける際に、決算書などと一緒に
相手が求める前に提出しましょう。
融資の審査はスムーズに進み、
条件も良好なものに近づくはずです。
銀行員さんの、反応をみるとわかります。
多くの場合、驚かれます。
経営者自身が自分のビジョンと数字を整理していることが伝わると、
銀行は「この会社は未来に向けて計画的に経営している」
と判断するのです。
「立派なものや見栄えのいいもの」である必要はありません。
ただし、経営計画書は「質」が重要
とはいえ、ただ闇雲に計画書を作って
提出すれば良いわけではありません。
非現実的な計画書は逆効果になることもあります。
よくある失敗例として、
売上も利益も順調に伸びていく
「右肩上がりになる計画」があります。
今現在、もしくは、ここ数年間の売上や利益が
横ばいか下降傾向なのに、
今年度以降は、順調に成長していく計画は
銀行だけでなく誰が見ても
「信じられない」「ありえないな~」と思われてしまいます。
このような計画は、
かえって無計画だと思われてしまい、
銀行からの信頼を損ねてしまうのです。
いくら未来の計画とはいえ、
「未来は現在の延長線上」にしか存在しません。
確かに、売上や利益が右肩下がりの計画書は
提出しづらいと思いますが、
銀行がチェックしているのは「返済能力」ですから
「現在より1割、売上や利益が落ち込んでも返済可能」
であることを示した方が信頼が得られやすいでしょう。
銀行に信頼される経営計画書のポイント
では、銀行にとって信頼できる経営計画書とはどのようなものでしょうか?
現実的な数字に基づいていること
過去の実績や市場の動向、
具体的な営業戦略などを踏まえ、
実現可能な計画を立てることが大切です。
根拠のある計画は銀行に安心感を与えます。
数字の根拠が説明できること
ただ数字を並べるだけではなく、
「なぜこの数字が出せるのか?」を
説明できる内容にすること。
ここで大切なことは、とにかく
「自分の口で」「経営者自身が」話すことです。
「会計事務所に作ってもらった」
「経理の人に作ってもらった」
このような計画がいけないと
言っているのではありません。
誰かに作ってもらった計画であっても
そこに経営者の「想い」や「熱意」がこもっていて
「語る」ことができるようにすることが大切なのです。
無理のない利益計画
「売上増加」=「利益の増加」
となる時代は、遠い昔の話だと考えましょう。
昨今は、原材料、人件費等の値上がりが激しく
恐らく、銀行交渉よりも頭を悩ます
「値上げ交渉」ができなければ
売上が上がったとしても利益が必ず出る時代ではないはずです。
過度に楽観的な利益計画は「夢物語」と受け取られます。
経営計画書を自分で作り、銀行に提出しよう
経営計画書は自分で作成し、
自分の言葉で銀行に説明することが最も効果的です。
「銀行から言われて仕方なく作る」のではなく、
計画を通じて自社の未来を明確に描くことが重要です。
経営計画書があると、銀行との信頼関係が深まるだけでなく、
経営者自身も経営の舵取りに自信を持てるようになります。
経営者の皆さまが、しっかりとした計画で
銀行と良好な関係を築き、
事業の安定と発展を実現されることを心より願っています。
私も、頑張って作ります!
「雨は、大嫌いです!でも頑張ってウ〇チしてきます!」
2025.02.19

いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。
地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にしたい」
そのために、一生懸命書き続けます。
本日は、「お金を借りる?借りない?」のお話。
そろそろ決算期を迎え、来期の計画を立てている会社もあると思います。
その際に「新規事業を立ち上げる」や「設備投資をする」など
大きな投資を必要とする計画があった場合
「銀行融資」か「自己資金」かで迷った際に
どちらを選択するかですが、みなさんならどちらにしますか?
「自己資金で払えないこともないけれど・・・」
そう思った社長さん、ちょっと待ってください!
私は、事業規模に関わらず、「銀行融資」の活用をお勧めします。
なぜなら、「自己資金はあなたの会社の生命線」ともいえるものだからです。
1. 何故なぜ自己資金を減らさない方がいいのか?
自己資金は、予想外のピンチを乗り越えるための「最後の砦」です。
ビジネスの世界は、何が起こるかわかりません。
・ 景気の変動
・ 顧客のトレンド(売れ筋)の変化
・ 自然災害や予期せぬ事故 など
このような事態は、突然やってきます。
そうなった時に頼りになるのは、銀行からの融資ではなく、
「自己資金」つまりは、手持ちの自由になるお金なのです。
もし、上記の3つのようなことが起き
会社の資金繰りや売上が傾き始めたのなら
残念ながら、銀行は、一般的に融資を渋る傾向があります。
でもこれ、仕方がないことですよね。
貸したお金を返してもらえないかもしれない会社にお金は貸せません。
貸したお金を返してもらえるかどうかわからない友達に
お金は貸せないのと同じです。
「うちは、いつでもお金を貸すと言ってもらえている」
「メインバンクとは、もう長い付き合いだから大丈夫」
もしかして、「片思い」なんてことありませんか?
「晴れた日に傘を貸し、雨が降ったら取り上げる」
以前もブログで取り上げました。
https://sato-insurance.jp/blog/82/
2. 一瞬のチャンスを逃さない
ビジネスチャンスは、いつ、どこで訪れるかわかりません。
・ 画期的な新技術との出会い
・ 魅力的なM&Aの話
・ 是非ともほしい「人財」との出会い など
こんな時に、現金があるかどうかで、
チャンスを掴めるかどうかの確率は変わります。
自己資金がなければ、準備に時間を要する銀行融資に頼らざるを得ません。
せっかくのチャンスも、ライバルに先を越されてしまうかもしれません。
3. 精神的な余裕を生み出す「枕を高くして眠る」
自己資金が十分にある状態は、経営者に精神的な余裕を与えてくれます。
心に余裕があると、冷静で的確な判断ができますし、
新しいことにも積極的にチャレンジできます。
なにより、お客様のことを考え、提供する商品やサービスを充実させる
など、様々な「前向きな施策」を考え、実行してみることができます。
反対に、自己資金が減ってしまうと、
精神的に不安定になり、焦って間違った決断をしてしまう可能性も出てきます。
明日の資金繰りをいつも考えなければならない状態で
いい仕事はできませんよね。
4. 投資は「借入」を検討しよう!
「借金は怖い…」そう思っていませんか?
確かに、むやみに借金をするのは危険です。
しかし、上がったとはいえ低金利時代の今、
うまく活用すれば、事業を大きく成長させるための強力な武器になります。
聞いたことあると思います。
「レバレッジを効かす」てやつです。
同じ事業に、「手持ちの1000万円」を投資するのと
「借入の3000万円」を投資するのでは
どちらの方が、打てる手が増え、成功に近いと考えますか?
どちらの方が、利益が多くなりそうですか?
また、仮に手元資金が総額3000万円あったとして
銀行融資で3000万円調達したとしたのなら
実質借入金は「0円」です。
言い方を変えれば、失敗したとしても会社が「即倒産」とはなりません。
しかし、手元資金の全額をつぎ込んで、残念ながら失敗したのなら
会社は非常に危険な状態となります。
「利息がかかるじゃないか」
確かにかかります。
しかし、利息は経費ですから節税効果があります。
つまりは、法人税分は実質負担金利が0円となります。
税率が30%としたら「金利3割引き」ということです。
5. 自己資金は「会社経営」の要
「攻撃は最大の防御」という言葉がありますが、
経営においては「守りを固めること」は、非常に大切です。
自己資金は、まさに会社経営の要となるものです。
自己資金を減らさずに事業を拡大する方法を常に意識し、
ビジネスを安定成長に導きましょう!
枕はないけど「ぐっすり」