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有限会社佐藤保険事務所

2025.08.13ブログ

もう迷わない!火災保険の選び方と活用術~プロが教える実践ガイド

数あるブログの中から、私のブログへの訪問、有難うございます。

地元函館や北海道はもちろん、「お金に困まらない経営をしたいあなた」

そのために、一生懸命書き続けます。

 

せっかくのお盆休みだというのに、今も日本のどこかで

大雨や強風、それに伴う洪水・土砂崩れ・屋根や建物の破損が

起きているといっても過言ではない日本列島。

ブログをはじめて1年弱となりますが

これまで損害保険については書いたことがありません。

 

近年の多発する自然災害とその被害の大きさ

販売サイドにいるはずの私たちでも感じている

度を越した保険料の値上がり

このまま進むと「販売側(保険会社)」も「購入側(契約者)」双方にとって

望まない方向に進む懸念を感じる今、

初めて「火災保険」について書いてみようと思います。

なお、個別商品の説明をするわけではありません。

本稿は、一般的な火災保険についての「実践ガイドブック」となります。

 

 

まず押さえる「火災保険の基本」

火災保険は「火災だけ」の補償ではありません。

設計により、必要な補償を選択することも可能です。

一般的に「火災・落雷・破裂/爆発」に加え、

風災・ひょう災・雪災

水災(洪水・土砂・高潮)

漏水などによる水ぬれ損害

盗難破損・汚損などをカバー(商品により差あり)

地震・噴火・津波と地震を原因とする火災は地震保険の領域

火災保険だけではカバーされないため、必要に応じて付帯を検討

 

契約前に決める5つのこと

1.保険の対象

  • 建物のみ家財のみ建物+家財 の3パターン
  • 持ち家:原則 建物+家財 賃貸:家財+借家人・個人賠償が基本

 

2.補償範囲(どこまで守るか)

  • 風災・ひょう災・雪災/水災/水ぬれ(給排水事故)/盗難/破損・汚損 等の要否を決める
  • 低地や河川近くは水災の検討を

 

3.保険金額(いくらまで守るか)

  • 建物は再調達価額(新価)を目安に設定
  • 家財は世帯人数・持ち物の総額感で設定

 

4.免責金額(自己負担額)

  • 例:1万/3万/5万/10万など。免責を上げる=保険料は下がるが、小口の請求は自己負担に

 

5.期間・支払い方法と地震保険

  • 長期契約の上限は5年。月払い/年払/一括払で保険料が変わる
  • 地震保険の付帯有無を決める。ただし、火災保険とセットで契約(保険金額は下限・上限あり)

 

 

住まい別チェックリスト

戸建て

  • 構造(木造/耐火)で保険料が大きく変わる
  • 水災(洪水・土砂)の要否はハザードマップと地域特性で判断
  • 太陽光パネル・門塀・物置など付属物の扱いを確認

 

分譲マンション(区分所有)

  • 管理組合の共用部保険自室(専有部)保険の役割分担を確認
  • 下階の水ぬれ事故への備え(家財+水ぬれ補償)
  • 地震保険は家財にも付帯可。高層階は、家具固定と家財補償を検討

 

賃貸

  • 貸主指定の保険だけでは不足しがち。家財借家人賠償個人賠償のセットが基本

 

 

地域リスクの見極め

1.国のハザードマップ(重ねるハザードマップ)で自宅位置を検索

ハザードマップポータルサイト

2.洪水・土砂・高潮・津波などを重ねてリスク確認

3.リスクが高い項目は補償を外さない。逆に可能性が低い項目は免責設定で保険料を抑える

例 川が近い 台風がよく接近する 海からの高低さが小さい

地域差ではないが「地下(地盤面より下)に部屋や設備がある

 

 

保険会社と契約者との認識のズレQ&A

Q:地震で出火した火災は火災保険で出ますか?

A:いいえ。地震が原因の火災(類焼を含む)の損害は地震保険の対象です

 

Q:給水管の破裂やピンホールで床や家具がびしょ濡れ どの補償?

A:水ぬれ(給排水設備の事故)補償

ただし配管そのものの損害は対象外の商品が一般的(特約あり)

実は、この事故がとても多いのも事実

 

Q:隣家に延焼させたら賠償が必要?

A:重過失でなければ法律上の賠償責任を負わない(失火責任法)

心情対応・近隣配慮として類焼損害特約を検討は可

 

Q:古い家(建物)だから、高額な保険金額はいらない?

A:火災保険の考え方として「古い」「新しい」は保険金額には反映させない

「今、建て直したらいくらかかるか」が基本的な考え方(再調達価格)

以下、わかりやすい?理由

   分損(一部損)の修理をする際に「現在の価格」での修理となります

   古い家だからといって、修理代が何十年前の価格とはならないから

 

Q:古い家(建物)や事故が発生した建物は、保険契約できない?

A:確かに、古い新しいに限らず引受規定は存在しています。

「事故が起こった物件」にも規定は存在しています

古い家だからこそ、老朽化による水濡れ事故のリスクが高まったり

そもそも、保険はそのためにあるにも関わらずです

保険会社といえども、収支が赤字(出ていく保険金と入ってくる保険料の差)では

保険制度自体の維持すら危ぶまれますので、理解できないこともないのですが

「なるほどね。納得です」とはいきませんよね

ましてや、築古(古い家)は、築浅(新しい家)とくらべ

保険金額対千円当たりの保険料はデータに基づき、高く設定されています

 

一方で、建物メンテナンス状況や事故の状況などによっては

引受できる物件もありますので、問い合わせてみることをお勧めします

 

保険料の最近の動きと、ムダなく抑えるコツ

近年の自然災害増で保険料が上がる傾向

というよりも、既に数年前に比べると2倍以上となっている物件も存在

長期契約の上限は現在5年

 

抑え方の例:

免責(自己負担)を上げる(1万→3万→5万)

企業物件に関しては免責金額100万の設定も可能な場合あり

 

不要な特約を外す/重複を避ける

クレカや他保険の個人賠償と重複していないか 等

 

 

もしもの時:請求の基本フロー

まずは、安全確保 → 代理店・保険会社へ連絡 →  写真・被害メモ・見積を準備

→  必要書類(罹災証明、損害明細、請求書 等)提出 →  調査・支払

 

先に修理してしまうと支払われる保険金と修理額に差額が出る可能性があるため

必ず「修理前」に代理店や保険会社に連絡を入れてください。

大規模災害の時などは、保険金の支払いを最優先しているのが事実です。

よって、特別な対応となる場合もあります。

 

いかがでしたか?

火災保険はもはや「高い買い物」です。

昨今の物価の上昇を考えると「事故なんてめったにないし」と

考えてしまいがちですが、ひとたび事故が発生してしまうと

一番大きな財産の喪失だけでなく、多額のローンのみ残るなんて事態も

十分あり得ます。

最後に、保険業界で30年以上、ご飯を食べさせていただき

損害・生命保険の事故を数百件以上見てきた経験をお伝えします。

 

私は病気を患い入院なさった人で「医療保険」に加入していなくて

退院の際に「膝から崩れ落ちた」人を見たことがありません。

一方、燃え尽きた建物を見て「火災保険」に加入していなくて

がれきの前で「膝から崩れ落ちた」人を見たことはあります。

これが現場で起きている事実です。

 

 

ちょっと湿っぽくなってしまいましたので「中和」しますね

 

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