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2025.04.17ブログ

「うちは値上げなんて無理」と言う前に読むべき話 ~社長!やれば必ずできる!~

いつも、ブログを読んでいただき、有難うございます。

地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にしたい」

そのために、一生懸命書き続けます。

 

 

値上げラッシュの今、中小企業も避けて通れない価格改定

ここ数年、私たちを取り巻くビジネス環境は大きく変化しています。

とりわけ顕著なのが、あらゆるモノの値上がり

原材料費、燃料費、物流費、人件費……

どれをとっても右肩上がり

特に中小企業にとって、

仕入れコストや外注費の上昇は経営に直撃します。

 

そして、多くの経営者が口にする言葉が

「うちは値上げなんてできないから・・・」

 

でも、値上げをせずにこの状況を耐えようとすると、

最終的に待っているのは「粗利の減少と赤字化」

そして「従業員への給与還元ができない構造」です。

それでもなお、値上げに踏み切れない企業が多いのはなぜでしょうか?

 

 

 社員任せの値上げ交渉がうまくいかないワケ

 

よくあるのが、社長が社員にこう指示するケースです。

「仕入先に値上げ交渉できないか」

「価格の見直しをお願いできる取引先はないか」

 

いつも、取引先と接し、相手の「商売の塩梅」を

聞いている社員は、相手に、渋々気まずそうに

話をしてきた社員からは

「やはり、無理でした」最悪の場合は

「それなら取引を考えるぞ!と言われました」の声が。

 

なぜ、こうなるのでしょうか?

交渉相手からは

「なんで値上げなんかするんだ」

「他にもっと安いところもある」

「経営努力が足りないんじゃないのか?」

このような言葉を投げかけられながらも耐え

現実、そんな言葉と戦ったところで、

自分の給与が上がるわけではない。

プレッシャーとストレスばかりがのしかかる仕事。

それが、社員にとっての「値上げ交渉」なのです。

つまり、成功しても報われず、失敗すれば責められる

こんな状況で、社員が本気で交渉に臨めるはずがありません

 

 

 社長が前線に立つと、交渉の質がまったく変わる

 

一方で、社長自身が交渉の場に立つと、状況はまったく変わります。

経営の数字を把握しているからこそ、

「どこまで譲れて、どこが譲れないか」も明確ですし、

自社の立場と今後の方針を論理的に、

そして熱意を持って伝えることができる。

何より、社長自身が

「この値上げは会社の未来を守るために必要だ」

という覚悟を持って交渉するわけですから、本気度が違うのです。

 

取引先も、その「覚悟」を感じ取ります。

「あ、この人は本気でこの会社を守ろうとしているんだな」と。

交渉の場において最も重要なのは、

価格表ではなく「熱意と誠意」なのかもしれません。

【今頃、ホワイトハウスで、

社長(石破総理)代理の(赤沢亮正経済財政・再生相)が

奮闘していることでしょう。

相手は、社長(トランプ大統領)が出席していますね】

 

 

 値上げ交渉は、経営判断そのものである

 

私は日頃から、中小企業の社長にこう伝えています。

「値上げ交渉は、社員に任せるものではありません。

社長が自ら行う経営の責任仕事です」

相手先が大手企業であればあるほど

立場は厳しくなります。

だからといって引いてばかりいては、会社を守れません。

価格交渉は単なる営業活動ではなく、経営そのもの。

それを他人任せにしていては、経営の舵取りができないのです。

 

「値決めは経営である」

値決めは経営の最重要事項の一つであり、

経営者自らが責任を持って行うべきである

 

稲盛和夫氏の有名な言葉です。

 

 

 値上げは悪ではない。信頼を築くチャンスにもなる

 

ここで、ひとつ大事な視点を。

「値上げ=相手に迷惑をかけること」

という印象を持っている方も多いかもしれません。

しかし実際には、理由を明確にし、

丁寧に説明すれば、意外と理解を得られるものです。

むしろ、「あの会社は正直に現状を説明してくれた」

信頼を得ることもあります。

特にBtoBでは、「長く付き合っていきたい」

思ってもらえるかどうかが重要です。

目先の安さではなく、

真摯な姿勢と未来志向の提案

評価されるケースも少なくありません。

参考までに、「値上げの根拠」となる資料が作れるサイトを

ご紹介しておきます。

どちらも、国や行政が運営していますので

安心して使えると思います。

実際、私も使ってます。

 

価格転嫁検討ツール(中小機構)

検討ツール

 

価格交渉支援ツール(埼玉県庁)

価格交渉に役立つ各種支援ツール – 埼玉県

 

 

価格改定は「責任ある勇気」で決めること

 

今の時代、価格を上げる勇気を持てるかどうかは、

経営者としてのひとつの資質だと私は思います。

何もしなければ、ジリ貧になる。

でも、覚悟を持って動けば、流れは変わる

中小企業の値上げ交渉は、確かに簡単ではありません。

だからこそ、それはまぎれもなく、

社長にしかできない仕事なのです。

 

 

「私は困難なことを問題とは呼びません

むしろ、チャンスと呼びます」

マザー・テレサ

 

「成功する人間と、そうじゃない人間の違いは

体力の差でも知識の差でもない。 意思の差だ」

柔道家 古賀 稔彦

 

 

サラリーマンだって戦ってます!

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