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有限会社佐藤保険事務所

2025.01.06ブログ

儲けたお金はどこへ消えた?私は、こうやってお金を貯めました!

今年も、「日本中の中小企業を元気にする」

「お金に困らない会社経営を目指す」

これを基本に「中小企業を全力応援」していきます!

皆様、よろしくお願いします!

 

さて、新年の1発目のブログは

【儲けたお金はどこへ消えた?私は、こうやってお金を貯めました!】

と題して、私自身の実際の話を含め

会社のお金が増えた理由と対策を書いていきます。

 

「財務の素人」の状態で先代から会社を引き継いだ私が

どこを意識し、具体的に何をしたのか。その結果は?

までを含めて、ご紹介します。

 

「そのまま」「誰でも」「今日から」できることばかりです。

優秀な業績ではないので、恥ずかしい部分はありますが

理論やテクニックではない「真実」の話です。

では、スタート!

 

 

皆さん、会社の数字管理、どうされていますか?

「毎月、きちんと数字を見ています!」

先日、ある社長がおっしゃっていました。

具体的に何を見ていたかというと、「毎月の売上高」でした。

悪いとは言いませんが、正直「売上や利益」を見ていても

会社にお金は貯まりません!!!

 

では、何を見るのか?

ズバリ「通帳残高」

少なくとも私はそうやっていました。

私は、どちらかというと「ずぼら」でしたので

「毎日や毎週、手帳に書き出す」みたいなことは

やっていませんでしたが、

少なくとも「前月の残高」と「今月の残高」を比べていました。

 

何故、通帳を見るようになったのかというと

私が会社を引き継いだ時点の現金残高が

「眠れないほど、少なかったから」です。

最も少ない月だと、売上の1か月分しかありませんでした。

3年後の現在は、その当時と比べ約2.5倍の金額になっています。

その間、恥ずかしい話ですが売上は増減はあるものの

「ほぼ一緒か、右肩下がりの傾向」ですので

売上や利益が増えたからお金が増えたわけではありません。

また、何か経費を節減したわけでもありません。

むしろ、人件費は以前より増えています。

 

 

 なぜ預金残高を見るのか?

 

売上や利益だけを見ていても、

手元にお金がなければ事業は継続できません。

 

売上や利益が上がっていても、

設備投資でお金が出て行ったり

掛け取引での「サイト負け」などで運転資金が増えたりしても

お金は減ります。

つまり、現金の増減は会社に起きている変化や異常を表しているのです。

 

ここに「売上が好調なのに、現金が減っている」会社があります。

さて、その理由は何故でしょう?

 

理由は、たくさん考えられます。

1. 売上増に伴い、仕入れに使うお金が増えた

2. 新規顧客は増えたものの、同時に「サイト負け」も増えた

3. 売上を増えすために、新たな人材を雇った

4. 値上げしたももの、仕入れ値アップに追い付いていない

5. 販売促進のため、安売りや値下げをした

6. 新店舗出店のため借入が増え、その分返済額が増えた

 

きっと、まだまだ様々な理由があると思います。

決算書や試算表を前年や前月と比べることにより

これらの理由を探ることは可能ですが

現実的に、毎月そんなことにどれだけの時間がさけるでしょうか?

それに、決算書や試算表に出てこない数字もたくさんあります。

そのため、「気づいた時には資金ショート」なんてことも

十分考えられます。

(まさに、これが「黒字倒産」てやつですね)

 

一方、現金の増減はどうでしょうか?

現金が増減している原因はわかりませんが

「普段と違うことが発生している」ことは、誰にでもわかるはずです。

しかも、一目で。

そうなんです!だから通帳残高を見るのです。

 

「なんか、頭が痛い」 これが通帳で

「検査してみよう」  これが決算書や試算表

「大変です!脳の血管が!」これが原因

 

難しい決算書なんて読めなくても

会社経営に必要なシグナルは十分受け取れるはずです。

 

 

区切るスパンによって様々な見え方になる

 

私は、前月の残高と今月の残高を比較していましたが

切り口によっては、様々なことが見えてきます。

 

例えば

「月初と月末」なら、その月、もしくは2~3か月前の会社の状態が

わかるはずです。前年同月と比べると会社の成長度合いや

返済額の増減なども、少し調べればわかるはずです。

詳しくは書きませんが「借入本数が財務に与えるダメージ」にも

気づくかもしれません。

 

四半期や半期で比べると

売上に対する季節変動や販売に対するトレンドなんかも

読み取れるかもしれません。

少なくとも、そのような理由を探るきっかけにはなるでしょう。

 

1年前と比べると

お金がいくら増減したのかが当然わかります。

「増えた」ということは、経営が順調であり

新たな投資や費用に対して前向きになれるのではないでしょうか?

社長の夢や希望に近づいていることも実感できるはずです。

当然、破産からの距離も遠のいたことになります。

減ってしまったのなら、原因を探り

適切な対策を講じることで、資金繰りの悪化を防ぐことができます。

 

 

専門家の活用

 

現預金の残高の増減を見比べるだけで、

様々な効果があることを、ご理解いただけたと思います。

とはいえ、預金残高の増減理由の分析は、

自分一人で行うのはなかなか大変です。

そこで、専門家に相談してみるのも良いでしょう。

財務や経営改善に詳しい

公認会計士・税理士・中小企業診断士・コンサルタントなどを選びましょう。

 

その際には、単に節税対策や補助金対策などの依頼をするのではなく、

「儲けた利益はどこへ消えたのか?」

を一緒に考えてくれる専門家を選びましょう。

預金残高の推移やその理由を共有し、

今後の資金繰り計画や財務戦略について相談することで、

より効果的な経営改善を進めることができるはずです。

 

「儲けたお金はどこへ消えたのか?」

この問いに答えられるように、

毎月の預金残高とその増減理由をチェックする習慣

身につけてみてはいかがでしょうか?

それが、健全な財務体質を構築し、

安定した経営を実現するための第一歩となるはずです。

 

 

 「黒字体質?」 ちょっと違うな・・・

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