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2024.12.26ブログ

「財務専門家が教える!中小企業の破産防止と財務管理の極意」

これが今年最後のブログとなります。

読者の皆様、今年1年間、ブログをお読みいただき

ありがとうございました。

来年も、皆様のお役に立つブログを書いていきますので

引き続きよろしくお願いします。

 

私は「もう2度と、会社を破産させ落ち込んだ社長の顔を見たくない」

という思いから、財務の勉強を始め、5年以上前から、

大阪・仙台、来年は予定段階ですが東京の先生のところへ

教えを請いに行っています。

 

大阪の先生は「企業の再生や破産防止」が得意な元銀行員

 

仙台の先生は「社長の夢実現を、お金(財務)とビジョンの面から実現する」

日本トップクラスの独立系コンサルタント

 

東京の先生は「中小企業を元気にし、日本経済の発展に寄与する」という理念の元

「継続貢献し続ける」人間を世に送り出している

元金融庁の人まで賛同し協力してくれている塾長

 

いずれの先生も「突き抜けている」人たちで

私にとっては「神様レベル」なのです。

幸運にも、そういった方々や、その教え子の方々の

仲間に入れていただけただけでも幸せな上に

質問や困ったことがあると「即座に、惜しみなく、全てを」

教えていただけるという、環境を今年一年で築くことができた。

私にとって、環境も知識も意識も大きな転機となった1年でした。

恐らく、来年も圧倒的な体験ができる年になると思うと、ワクワクが止まらない

 

来年は、「アウトプット」に力を入れたいと思っています。

というのも、今日の新聞に、私の住む町の、とある企業の破産の記事が出ていた。

直接は知らないし、ましてやクライアント先でもないのだが

この年の瀬と相まって、心が痛む。

クリスマスも正月も、きっと大変苦しい中、過ごしたのだろうと思う。

 

コロナ以降、中小企業を取り巻く環境は激変している。

会社の経営、とりわけ「お金(財務)」に関して

日本の学校では、MBAなどでない限り教えてくれない。

よって、多くの中小企業の社長さんは、

「無勉強のまま」社長になってしまうのが現実。

 

ならば、「知れば防げた」破産は、たくさんあったはずだ。

その代表が「黒字倒産」

実に倒産企業の、ほぼ5割が黒字倒産なのが事実。

 

大変申し訳ないが、黒字倒産の企業にも、

税理士の先生は顧問として付いていたはずだ。

なにも「税理士の先生、何やってんだ!」

ということを言いたいのではない。

 

「税理士は税の専門家」であり「お金(財務)の専門家」ではないことを

中小企業の社長さんが理解していないことが問題なのである。

事実、税理士試験に「財務諸表論」こそあれど

経営に資する意味での「財務」という科目はない。

 

確かに、税理士の先生でも財務を勉強し顧問先にアドバイス

している先生もいらっしゃるが、中小企業の社長の経営判断に役立つような

アドバイスまでできている先生は、同業者である税理士に聞いても

「ごく一部」とおっしゃられる。

 

また、「税務と財務」は、ほとんどの中小企業の場合

実は、相反するものと言える。

中小企業で税務といえば、頭に浮かぶのは「節税」だと思う。

しかし、財務体質を強くするには、

「内部留保」をある一定の目安を超えるまでは

節税している場合ではないというのが現実です。

もちろん、社員への決算賞与や役員への賞与を使った

前向きな節税はありますが、

多くの場合は「やらない方がいい」節税となっているのが多いのが現実です。

 

では、なぜ内部留保を厚くし、強い企業にしなければいけないのでしょうか?

答えは1つです。

そう「会社を破産させない」「破産から遠ざけるため」です。

 

私は、社長が目指す「ビジョン」を言語化するお手伝いをしていますが

「ビジョン」や「目標」は、たとえどんなものであれ

社長が100人いれば100通りあって構わないと思いますが、

私が知る限り、社長が何万人いても共通している

「たどり着きたくないゴール」は「破産」だと思います。

そして、私の財務コンサルタントのスタート地点も同じです。

 

ここまで、私の「想い」を読んで下さり、ありがとうございます。

お礼といってはなんですが、破産から遠ざかる、もしくは

どれくらい破産から距離が離れているかを検証するキーポイントをお知らせします。

 

チェックするところは2点

1. 現預金残高

2. 自己資本金額

 

ブログには書けませんが、

現預金には全てのではありませんが「定期積金」は含めないでください。

そのうえで、現預金が

 

① 月商の3~6か月分

② 固定費の6か月分

 

上記のいずれかを最低限として目指しましょう。

もちろん、この水準を超えていても、なんら問題はありません。

「資金効率が悪い」などとおっしゃる方もいるかもしれませんが

それは上場企業の話です。

中小企業の株主は、多くの場合、社長が過半数以上を握っていますから

だれに文句をいわれることはないはずです。

しかし、現金がショートしたのなら、社員、取引先、銀行、家族から

文句や苦情の嵐となります。

コロナの流行時を忘れないでください。

それまでは「売上0」なんてあり得ないと思っていたはずです。

しかし、現実に「売上0」になった会社はたくさんあったのです。

たとえ、売り上げ0でも、数か月間から1年間は耐えられる

財務体質、財務の強い会社に「平時の今」なっておかなければ

必ず再び訪れるピンチの際に対応できなくなってしまいます。

 

 

次に、自己資本額ですが、

よく「自己資金比率」という言葉を耳にすると思います。

残念ながら自己資本比率は、中小企業において

ほぼ役に立たない指標だと覚えてください。

融資の際に銀行さんは気にすると言われていますが、

銀行の基準を上回っている中小企業は少ないのが現実です。

それでも、融資が実行されていますから、神経を使うところではありません。

 

それよりも大切なのは「額」です。

理由は1つ

「会社は「額」で破産し「率」では破産しない」からです。

 

自己資本額を超える負債を抱えると会社は「債務超過」となります。

債務超過は、その瞬間に破産というわけではありませんが

銀行からの新たな融資は大変難しくなります。

となると、出血(赤字)を止めない限り、資金はひたすら流出し

やがては、底をつきます。

また、新たな設備投資などもできなくなりますから

企業活動も大幅に制限されることとなります。

つまりは、「破産のはじまり」と言えます。

 

また、「率」を気にすると企業活動が委縮しかねません。

率」は、借金をしなければ、簡単に上がります。

しかし、借金をし、そのお金で商売を回し利益を得るのが

中小企業のスタイルですから、基本的に借金をしなければ

企業の成長は大幅に遅くなります。

聞いたことあると思います

「レバレッジ(てこの原理)を効かす」というやつです。

上記の理由により大切なのは「額」であることが

おわかりいただけたかと思います。

 

是非、この記事を参考にして、強い財務体質の会社を目指してください。

 

 

さて、今年最後のブログとなりましたが

みなさんのお役に立てましたでしょうか?

来年も、地域はもちろん、「日本中の中小企業を元気にしたい」

この想いをより強く持ち、全力で中小企業を応援していきます!

どうぞ、よろしくお願いします!

 

来年もよろしくお願いします!

 

チョットだけですが「幸運のお裾分け」です

「ハートのピノ」と「クローバーのトレー」

 

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